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セラミック治療とホワイトニングの違いを徹底比較!選ぶべき人の特徴
セラミック治療とホワイトニングの基本的な違い
白く美しい歯を手に入れたい。そんな願いを叶えてくれる代表的な方法が、セラミック治療とホワイトニングです。しかし、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この2つは全く異なる治療法です。セラミック治療は歯を削って人工物を被せる方法。一方、ホワイトニングは自分の歯を漂白する方法です。
私が20年以上の歯科医師として経験してきた中で、患者さんが最も混乱するポイントがこの選択です。「どちらが自分に合っているのか」「費用対効果はどうなのか」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
セラミック治療は、虫歯や欠けた歯を修復するために歯を削り、その上から陶器でできたセラミックを被せる治療法です。見た目が自然で長持ちする特徴があります。
対してホワイトニングは、歯を削らずに薬剤で漂白し、本来の歯の色を白くする方法です。自分の歯を残したまま白くできる点が大きなメリットといえるでしょう。
どちらが良いかは一概には言えません。あなたの歯の状態や希望する白さ、予算、そして何より大切にしたい価値観によって選ぶべき治療は変わってきます。
セラミック治療の特徴とメリット・デメリット
セラミック治療は、歯科治療の中でも特に審美性に優れた選択肢として人気があります。では具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
セラミックは陶器でできた人工物で、天然の歯に限りなく近い見た目を実現できます。色調や透明感の調整も可能なため、隣の歯と違和感なく馴染ませることができるのです。
セラミック治療の最大のメリットは、理想的な白さと形を長期間維持できる点です。変色しにくく、着色汚れにも強いため、美しい歯を長く保ちたい方に適しています。

私のクリニックでも、「一度治療すれば長持ちする方法が良い」という方には、セラミック治療をおすすめしています。
ただし、デメリットもあります。健康な歯を削る必要があるため、歯の神経に負担をかける可能性があります。また、硬い物を噛んだ際に割れるリスクもゼロではありません。
費用面でも、1本あたり8万円〜18万円程度と高額になりがちです。保険適用外の治療となるため、経済的な負担を考慮する必要があるでしょう。
セラミックの種類も複数あります。メタルボンドクラウン、オールセラミッククラウン、ジルコニアセラミックなど、それぞれ特性が異なります。
あなたの歯の状態や噛み合わせ、生活習慣によって最適な選択肢は変わってきます。専門医との十分な相談が必要です。
ホワイトニングの種類と効果持続期間
ホワイトニングは歯を削らずに白くできる、低侵襲な治療法です。大きく分けて3種類の方法があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
まず「オフィスホワイトニング」は、歯科医院で行う方法です。高濃度の薬剤を歯に塗り、特殊な光を照射して短時間で効果を得られます。
次に「ホームホワイトニング」は、歯科医院で作製した自分専用のマウスピースに薬剤を入れて、自宅で行う方法です。効果が出るまでに1〜2週間ほどかかりますが、自分のペースで続けられる利点があります。
最後に「デュアルホワイトニング」は、オフィスとホームを組み合わせた方法です。最初に歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後自宅でホームホワイトニングを継続します。
ホワイトニングの最大のメリットは、自分の歯を削らずに白くできる点です。天然の歯の形や質感を保ったまま、色だけを改善できます。
あなたは自分の歯を大切にしたいですか?
もし「はい」なら、ホワイトニングは魅力的な選択肢になるでしょう。
ただし、効果の持続期間には個人差があります。コーヒーや赤ワイン、タバコなどの着色しやすい飲食物や嗜好品を多く摂取する方は、効果が短期間で薄れる傾向にあります。
一般的に、オフィスホワイトニングの効果は3ヶ月〜半年程度、ホームホワイトニングは6ヶ月〜1年程度持続すると言われています。効果を長く保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。

「白い歯は単なる見た目の問題ではなく、あなたの自信と笑顔を引き出す鍵になります」
ホワイトニングの費用は、オフィスホワイトニングが3〜7万円程度、ホームホワイトニングが2〜3万円程度が相場です。セラミックに比べると比較的リーズナブルな価格設定となっています。
セラミックとホワイトニング、どちらを選ぶべき?
「セラミック治療とホワイトニング、自分にはどちらが合っているのだろう?」
この質問に対する答えは、あなたの歯の状態や希望によって大きく変わります。ここでは、それぞれに向いている人の特徴を整理してみましょう。
セラミック治療が向いている人
歯の形や位置に問題がある方には、セラミック治療がおすすめです。歯並びが気になる、歯の形が揃っていない、隙間がある、などの悩みを一度に解決できます。
また、すでに大きな虫歯や神経を取った歯がある場合も、セラミック治療が適しています。強度を回復させながら見た目も美しくできるからです。
さらに、歯の変色が強く、ホワイトニングでは効果が期待できない場合もセラミックの適応となります。テトラサイクリン変色(薬剤による強い変色)や、加齢による著しい変色などがこれに当たります。
「一度治療すれば長く美しさを保ちたい」という方にもセラミックは向いています。適切なケアを行えば10年以上美しさを保つことも可能です。
ホワイトニングが向いている人
基本的に歯の形や位置に問題がなく、色だけを改善したい方にはホワイトニングがおすすめです。自分の歯を削らずに済むため、できるだけ天然の歯を残したい方に適しています。
若い方や、これから何度も歯科治療を行う可能性がある方も、まずはホワイトニングから始めるとよいでしょう。将来の選択肢を狭めることなく、歯の白さを改善できます。
また、費用を抑えたい方や、治療期間を短くしたい方にもホワイトニングは向いています。セラミックに比べて低コストで、短期間で効果を実感できます。
私は20年以上の臨床経験から、「できるだけ自分の歯を残す」ことの大切さを実感しています。健康な歯を削ることには慎重であるべきです。
ただし、ホワイトニングは効果に個人差があり、定期的なメンテナンスが必要な点は理解しておく必要があります。
両方の治療を組み合わせるベストな順番
セラミック治療とホワイトニング、実はこの2つは競合する治療ではなく、組み合わせることで最大の効果を得られることもあります。では、どのような順番で行うのが最適なのでしょうか。
結論から言うと、「先にホワイトニング、後からセラミック」という順番が理想的です。その理由を説明します。
ホワイトニングができるのは天然の歯だけです。一度セラミックを装着してしまうと、その部分はホワイトニングの効果を得られません。
ある患者さんは、前歯4本にセラミックを装着した後、残りの歯をホワイトニングしたいと来院されました。しかし、ホワイトニング後にセラミックの色が周囲の歯と合わなくなってしまったのです。結局、セラミックをやり直す必要が生じ、余計な費用と時間がかかってしまいました。
このような失敗を避けるためにも、まずホワイトニングで希望の白さを実現し、その色に合わせてセラミックの色調を決定するのがベストです。
ホワイトニングによって得られる白さには個人差があります。あなたの歯がどこまで白くなるかを確認した上でセラミックの色を決めれば、違和感のない美しい仕上がりになります。
また、部分的にセラミックを使用する場合は特に注意が必要です。例えば、前歯2本だけセラミックにする場合、残りの天然歯との色調統一が重要になります。
私のクリニックでは、患者さんの希望や歯の状態を詳しく診査した上で、最適な治療計画を立てています。短期的な見た目だけでなく、長期的な口腔内の健康も考慮した提案を心がけています。
費用と保険適用の違い
治療方法を選ぶ際に、費用は重要な判断材料となります。セラミック治療とホワイトニングでは、費用面でどのような違いがあるのでしょうか。
セラミック治療は基本的に保険適用外の自由診療となります。1本あたりの費用は、使用する素材や歯科医院によって異なりますが、一般的に8万円〜18万円程度です。
ただし、2022年4月からCAD/CAMクラウン(コンピューター制御で作製するセラミック素材を含む被せ物)が一部保険適用になりました。しかし、適用条件が厳しく、審美性も自由診療のセラミックには及びません。
一方、ホワイトニングも保険適用外の自由診療です。オフィスホワイトニングが3万円〜7万円程度、ホームホワイトニングが2万円〜3万円程度が相場となっています。
初期費用だけを見ると、ホワイトニングの方がリーズナブルに感じるかもしれません。しかし、効果の持続期間や必要なメンテナンス回数も考慮する必要があります。
ホワイトニングは定期的に繰り返す必要があるため、長期的に見るとセラミックとの費用差は縮まる可能性があります。
私が患者さんにアドバイスする際は、「初期費用だけでなく、10年単位での総コストを考えましょう」とお伝えしています。
また、各治療法にはそれぞれ異なるリスクとメリットがあります。費用だけでなく、ご自身の歯の状態や生活習慣、価値観に合った選択をすることが大切です。
当院では無料カウンセリングを実施しており、患者さん一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。費用面での不安や疑問も、遠慮なくご相談ください。
まとめ:あなたに合った選択をするために
セラミック治療とホワイトニング、それぞれの特徴や違いについてご説明してきました。最後に、あなたが最適な選択をするためのポイントをまとめます。
まず、あなたの歯の状態を専門医に診てもらうことが大切です。歯の形や位置に問題がある場合、単純なホワイトニングでは解決できないこともあります。
次に、どの程度の白さを求めているかを明確にしましょう。ナチュラルな白さを希望するならホワイトニング、より明るい白さを求めるならセラミックが適しているかもしれません。
また、予算や治療にかけられる時間も重要な判断材料です。短期的にはホワイトニングの方が費用は抑えられますが、長期的にはセラミックの方がメンテナンスの手間が少なくて済むこともあります。
そして何より、自分の歯をどれだけ大切にしたいかという価値観が重要です。健康な歯を削ることに抵抗がある方は、まずホワイトニングから検討するとよいでしょう。
白い歯を手に入れることで、あなたの笑顔はさらに輝きます。自信を持って人と接することができ、人生の質も向上するでしょう。
当院では、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた最適な治療プランをご提案しています。まずは無料カウンセリングで、あなたの理想の笑顔について一緒に考えてみませんか?
美しい白い歯を手に入れるための第一歩として、ぜひ専門医への相談から始めてみてください。あなたに合った最適な選択を見つける手助けをさせていただきます。
詳しくはノアデンタルクリニックまでお気軽にお問い合わせください。あなたの理想の笑顔を実現するお手伝いをいたします。

ノアデンタルクリニック院長
渡辺 徹也Watanabe Tetsuya
略歴
- 2000年朝日大学歯学部卒
- 2001年朝日大学歯学部歯学研究科(歯周病学専攻)入学
- 2005年同 修了(歯学博士)
- 2005年~土田歯科医院に勤務
朝日大学歯周病学講座 非常勤講師 併任 - 2009年~土田歯科医院 退職 非常勤に(矯正治療担当)
- 2009年4月ノアデンタルクリニックを開設
- 2012年8月ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンスに改名
- 2014年4月保険医療機関指定を辞退 自費専門医院に
- 2024年4月医療法人スマイルアークとして法人化
研修
- 藤本順平先生 補綴・咬合コース 修了
- 弘岡秀明先生 歯周病コース 修了
- 堀田康記先生 インプラントコース 修了
- 石井宏先生 歯内療法コース 修了
- 高橋登先生 レジン修復コース 修了
- 三根治先生 歯列矯正コース 修了
- 尾谷幸治先生 医療面接コース 修了
- Dowen Birkhed/Peter Lingstrom教授
むし歯(予防)学コース 修了 - 秋山勝彦先生 マイクロスコープ歯周病コース 修了
所属学会
- 日本歯周病学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 宮崎インプラント研究会(2005-2008)
- 愛知インプラントセンター(2007-)
- 歯科臨床研鑽会 役員
- Journal Club
- 株式会社松風 プロダクトアドバイザー
その他
- 朝日大学歯周病学講座 非常勤講師
- 日本歯周病学会認定医
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本顕微鏡歯科学会認定医
- 第2種滅菌技士
- 歯科臨床研鑽会 役員
- 同マイクロスコープstep-upセミナー講師( ダイレクトボンディング担当)
