058-216-4618 無料カウンセリング予約
  • LINE
  • Instagram
  • Facebook

お悩み相談

前医の治療したセラミック前歯から膿が。返金を求めたいが、何も出来ないのか?

1年ほど前に、ある歯医者に通っていました。

その歯医者で半年間に、前歯4本と奥歯5~6本ほどの治療を受けました。
今思えばものすごいスピード治療ですが、その時はまったく疑うこともなく週一ペースで通っていました。

治療費は・・

前歯4本はオールセラミック ピュアジルコニア(1本当たり9万4500円)。
奥歯に関しては歯の状況によってですがハイブリッドセラミックインレー(1本当たり 大3万1500円、小2万6250円)

その他諸々の治療費も入れて、はっきりではないですが60万くらいのお金を費やしました。

通っている最中から治療したはずの奥歯が食事をするたびに痛み出し、医師に症状を訴えてはいたのですが適切な処置はされずどんどん治療は進んでいきました。

あまりにも痛みが増して、柔らかいものでさえ噛むのも大変な状況になりやっと転院する決意をしました。

現在は信頼できる歯医者に出会うことができ、ひとつひとつ丁寧に治療していただいている最中です。
とりあえず食事に支障がない状態になりました。

結局、以前の歯医者でかぶせたものの3分の2をはずし、再治療することになりました。

残り3分の1も時々違和感を覚えます。

前歯も9万4500円かかった歯を1本取り外し、一からやり直しをすることになりました。

根幹治療がきちんとされていなかったようです。
そして現在、上の前歯1番から膿が確実に出ている状況です。

以前の歯医者でのことは社会勉強だと思い忘れることにして、今通っている歯医者できちんと治していこうと思いました。

でも、1年経ってまた膿まで出てきてものすごい怒りとストレスを感じているのが正直なところです。

家族に治療費などでなるべく負担をかけたくない思いがあったのに、結局は倍の金額と時間を費やすことになってしまいました。

簡単なことではないと承知していますが、以前の歯医者から治療費の返金を求めたいです。
これだけのいい加減な治療をされても患者はどうすることもできないのでしょうか?

転院する際、前の歯医者には事情を話しました。

前歯に関しては5年間保証期間があるので、おかしくなったらいつでも再治療すると言っていました。
でもこんな治療をされて、のこのこと再治療に行く気持ちなんて起きません。

根幹治療がされないままオールセラミックピュアジルコニアを入れ、膿が出てきてしまった場合どのような治療方法がありますか?

やはりはずして根の治療をするしかないのでしょうか??
金銭的な負担を考えると気が重いです。

残りの前歯もレントゲンを見る限り、根幹治療がきちんとされていないようです。
とにかく全部やり直しみたいな状況です。

長々と書いてしましましたが、先生方の意見を聞ければうれしいです。

よろしくお願いします。

回答

はじめまして。

前回のご相談にも目を通しましたが、以前通われていた医院は、私の大嫌いな、早くて綺麗な審美歯科さんの様ですね・・。

治療費の返金については、直接交渉してみて下さい。
一般的にはスムーズには行かないと思いますし、法的手段に出る可能性もありますから、ここ(医療相談)ではなくて法律相談をされた方がよろしいかと思います。

それと、今問題になっているのは、クラウンではなくて根管治療の失敗ではないでしょうか?

屁理屈みたいな話で申し訳ありませんが、クラウンには、その医院で決めた保証の規定があるかと思いますが、根管治療を保険でされていたとすれば、これに保証はありません。

それに私も自費での根管治療もしていますが、根管治療の成功率は低すぎますから、全力の治療をさせて貰えたとしても結果の保証は出来ないですね。

どちらにしても医療行為の場合、結果がうまく行かなかったから全額返金して欲しいというのは心情的には理解出来るものの、やはり無理な相談だと思います。

お気持ちは分かるのですが・・。

さて、医療相談に戻りまして、

>根幹治療がされないままオールセラミックピュアジルコニアを入れ、膿が出てきてしまった場合どのような治療方法がありますか?

根管治療がされていない訳ではなくてコ材根充?(すみません、漢字が分かりません)だと思いますが、今後は普通に感染根管の治療法を考えることになります。

a)クラウン、コアを外して(or穴だけあけて)、再根管治療
b)歯根端切除術
c)意図的再植術
d)抜歯
{※a)の「穴だけあけて」は、実際問題としては多分無理です}

のどれかを、相談しながら選んでいきます。

この辺りの利点欠点等は過去にも類似の相談が出尽くしていますので参照して頂くとして、治療法の選択をする上での重要な事項として、

・希望、予算
・残存歯質、病変の状態
・現在のクラウン、コアの精度
・術者の技量、知識、考え方、経験、得手不得手
・医院の設備

などが挙げられますから、現在担当されている先生とよく話し合われて下さいね。

一般的にはやはりa)だと思いますし、a)→d)の順で検討することになるかと思いますが、納得した上でならどれを選ばれても間違いということはないと思います。

お気持ちの整理が一番難しいかと思いますが、なんとか頑張って、良い治療を受けて下さい。

Page Top