お知らせ
矯正治療はいつから?子供が始めるベストな時期と方法
矯正治療を始めるベストなタイミングとは?
「うちの子、歯並びが気になるけど、いつから矯正を始めたらいいのかな?」
このような疑問をお持ちの親御さんは少なくありません。お子さんの将来を考えると、歯並びや噛み合わせの問題は早めに対処したいものです。矯正治療のタイミングは、お子さんの成長発達や歯並びの状態によって大きく異なります。
矯正治療を始めるベストなタイミングについて、歯科矯正の専門家として20年以上の経験から詳しくお伝えしていきます。
小学校入学前後の6〜7歳頃には、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。この時期は「混合歯列期」と呼ばれ、お子さんの歯並びや噛み合わせの状態を確認するのに適した時期です。
矯正治療には大きく分けて「第一期治療(早期治療)」と「第二期治療(本格矯正)」の2つの段階があります。それぞれの特徴と開始時期について詳しく見ていきましょう。

第一期治療(早期治療)の特徴と開始時期
第一期治療は、乳歯と永久歯が混在する時期に行う治療です。
一般的には、上の前歯が生え変わった頃の7歳から11歳頃に行われることが多いです。この時期の治療の最大の特徴は、お子さんの顎の成長力を利用できることにあります。顎の発育を促し、永久歯が正しく生えるためのスペースを確保することが主な目的となります。
小児矯正では、この「混合歯列期」に行う第一期治療が非常に重要です。なぜなら、顎の成長をコントロールするのは、成長段階にある子供の時期にしかできない治療だからです。10歳前後から顎の拡大も難しくなってくるため、早めの対応が効果的です。
第一期治療で特に早めの対応が必要なケースをいくつか紹介します。
- 反対咬合(受け口):下の前歯が上の前歯の外側に出ている状態
- 交叉咬合:奥歯の噛み合わせが逆になっている状態
- 上顎前突(出っ歯):上の前歯が前に突き出ている状態
- 開咬:前歯で物を噛み切れない状態
これらは顎の異常な成長を引き起こす可能性があり、「骨格上の問題」は大人になってからの改善が難しいため、早めに矯正を始めた方が改善しやすいのです。
第一期治療では、主に「床矯正」と呼ばれる取り外し式の装置を使います。お子さんの体の成長に合わせて装置を交換し、顎が広がるように誘導していく治療法です。
どうでしょうか?お子さんの歯並びに心配な点はありますか?
第二期治療(本格矯正)の特徴と開始時期
第二期治療は、永久歯がほぼ生え揃った時期に行う本格的な矯正治療です。
一般的には11〜14歳以降、つまり小学校高学年から中学生にかけての時期に開始されることが多いです。この時期には、ブレース(矯正器具)やマウスピース型の装置を使って、全体の歯並びや噛み合わせを細かく調整していきます。
第二期治療の目的は、美しい歯並びと正しい噛み合わせを実現することです。永久歯が全て生え揃っているため、最終的な歯列の完成形を見据えた治療が可能になります。
第二期治療では、第一期治療と比べてより精密な歯の移動が必要になります。そのため、主に以下のような装置が使用されます。
- ブラケット矯正:歯の表面に装着する固定式の装置
- マウスピース矯正:透明な取り外し可能な装置
第二期治療の期間は、お子さんの歯並びの状態によって異なりますが、一般的には1〜2年程度かかります。治療完了後も、歯並びを安定させるための「保定期間」が1年ほど必要です。
第一期治療を受けたお子さんの中には、顎の成長がうまくコントロールできたことで、第二期治療が簡単になったり、場合によっては不要になったりするケースもあります。
ただし、第一期治療だけで全ての問題が解決するわけではありません。多くの場合、第一期治療と第二期治療を組み合わせることで、最も効果的な結果が得られます。
子供の矯正治療を早期に始めるメリット
矯正治療は大人になってからでも始められますが、子供のうちから始めることには多くのメリットがあります。
子供の矯正治療の最大のメリットは、身体が成長している力を活用できることです。特に顎の成長をコントロールできるのは、成長段階にある子供の時期だけです。
また、子供の骨は柔らかく、歯を動かしやすい特徴があります。そのため、弱い力でも調整ができ、痛みも比較的軽減されます。これは子供の矯正治療における大きなメリットと言えるでしょう。
早期治療のメリットをまとめると、以下のようになります。
- 顎を拡大しやすい:成長期の顎は柔軟で、適切な装置により理想的な形に誘導できます
- 歯が動きやすい:子供の骨は柔らかく、歯の移動がスムーズです
- 抜歯するリスクが低い:顎を拡大して永久歯が並ぶスペースを確保できるため、抜歯の必要性が減少します
- 適応能力が高い:子供は矯正装置に早く慣れる傾向があります
- 治療費が抑えられる可能性:早期に対処することで、将来的に複雑な治療が不要になるケースもあります
特に「反対咬合(受け口)」や「交叉咬合」などの問題は、早期に対処することで大きな改善が期待できます。これらは顎の骨格に関わる問題であり、成長期の間に適切に誘導することが重要です。
一方で、単に「歯が少し重なっている」程度であれば、経過観察で様子を見ることもあります。すべてのケースで早期治療が必要というわけではないのです。
お子さんの歯並びについて少しでも気になることがあれば、まずは矯正歯科医に相談してみることをおすすめします。
矯正治療の費用と期間について知っておきたいこと

子供の矯正治療を検討する際、気になるのが費用と期間ではないでしょうか。
子供の歯列矯正は、乳歯から永久歯に生え変わる時期を目安に「第一期治療」と「第二期治療」に分かれます。それぞれの治療にかかる費用と期間について詳しく見ていきましょう。
第一期治療(3歳〜12歳頃)の費用は、一般的に約20〜40万円程度です。治療期間は約1〜3年で、その後は顎の成長や歯の生え変わりを経過観察していきます。永久歯が全て生えそろった頃に、第二期治療への移行が必要かどうかを判断します。
第二期治療(12歳〜成人)の費用は、一般的に約25万〜65万円程度です。治療期間は約1〜2年で、治療完了後は歯並びを安定させるための保定期間(1年ほど)が必要です。2〜6カ月に1度のペースで来院し、経過を見ていきます。
これらの費用に加えて、以下のような費用が別途かかることがあります。
- 初回相談料(カウンセリング料):無料〜1万円
- 精密検査・診断料:1万〜5万円
- 調整料:3,000円〜5,000円
- 保定装置代(リテーナー代):2万円〜5万円
矯正治療の費用は、お口の状態や治療の難易度、医院によっても異なります。不安なことはカウンセリング時に相談し、納得のいく矯正歯科医院を選ぶことが大切です。
当院では無料矯正相談を実施していますので、お子さんの歯並びについて気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
矯正治療中に気をつけるべきポイント
矯正治療を始めたら、治療効果を最大限に引き出すために注意すべきポイントがいくつかあります。
まず最も重要なのが、虫歯予防です。虫歯は歯並びにも悪影響を及ぼします。虫歯治療で歯を削ったり抜いたりすると、せっかく整えた歯並びがズレてしまうこともあるのです。
乳歯はいずれ抜けて永久歯に生え変わるからと言って、虫歯を放置すると永久歯が虫歯になってしまったり、永久歯の生え方にも悪影響を及ぼしたりします。日々の歯磨きなどのケアを十分に行い、定期的に歯科医院でプロの手によるクリーニングを受けることが大切です。
また、矯正装置を装着している間は、特に丁寧な歯磨きが必要です。装置の周りに食べ物のかすが残りやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まるからです。
さらに、矯正治療中は硬いものや粘着性の強い食べ物を避けるなど、食事にも注意が必要です。装置が破損すると、治療期間が延びる原因になります。
矯正治療は一度始めたら、定期的な通院と指示の遵守が成功の鍵となります。お子さんと一緒に、治療の目的や必要性を理解し、協力して取り組むことが大切です。
まとめ:お子さんに合った矯正治療のタイミングを見極める

矯正治療を始めるベストなタイミングは、お子さん一人ひとりの成長発達や歯並びの状態により異なります。
一般的な目安としては、小学生になったタイミング(6〜7歳頃)で一度矯正歯科を受診し、専門医の診断を受けることをおすすめします。この時期は乳歯から永久歯への生え変わりが始まる重要な時期であり、早期発見・早期治療のメリットが大きいからです。
特に「反対咬合(受け口)」「交叉咬合」「上顎前突(出っ歯)」「開咬」などの問題がある場合は、早めの対応が効果的です。これらは顎の骨格に関わる問題であり、成長期の間に適切に誘導することで大きな改善が期待できます。
一方で、すべてのケースで早期治療が必要というわけではありません。「歯が少し重なっている」程度であれば、経過観察で様子を見ることもあります。
矯正治療は、お子さんの将来の健康と笑顔のための大切な投資です。費用や期間についても事前に理解し、計画的に進めることが重要です。
当院では、お子さん一人ひとりに合った最適な矯正治療プランをご提案しています。歯並びや噛み合わせについて少しでも気になることがあれば、お気軽に無料矯正相談にお越しください。お子さんが自信を持って笑顔になれるよう、専門的な立場からサポートいたします。
詳しい情報やご予約は、ノアデンタルクリニックの公式サイトをご覧ください。お子さんの健やかな成長と美しい笑顔のために、最適な矯正治療のタイミングを一緒に見つけていきましょう。

ノアデンタルクリニック院長
渡辺 徹也Watanabe Tetsuya
略歴
- 2000年朝日大学歯学部卒
- 2001年朝日大学歯学部歯学研究科(歯周病学専攻)入学
- 2005年同 修了(歯学博士)
- 2005年~土田歯科医院に勤務
朝日大学歯周病学講座 非常勤講師 併任 - 2009年~土田歯科医院 退職 非常勤に(矯正治療担当)
- 2009年4月ノアデンタルクリニックを開設
- 2012年8月ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンスに改名
- 2014年4月保険医療機関指定を辞退 自費専門医院に
- 2024年4月医療法人スマイルアークとして法人化
研修
- 藤本順平先生 補綴・咬合コース 修了
- 弘岡秀明先生 歯周病コース 修了
- 堀田康記先生 インプラントコース 修了
- 石井宏先生 歯内療法コース 修了
- 高橋登先生 レジン修復コース 修了
- 三根治先生 歯列矯正コース 修了
- 尾谷幸治先生 医療面接コース 修了
- Dowen Birkhed/Peter Lingstrom教授
むし歯(予防)学コース 修了 - 秋山勝彦先生 マイクロスコープ歯周病コース 修了
所属学会
- 日本歯周病学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 宮崎インプラント研究会(2005-2008)
- 愛知インプラントセンター(2007-)
- 歯科臨床研鑽会 役員
- Journal Club
- 株式会社松風 プロダクトアドバイザー
その他
- 朝日大学歯周病学講座 非常勤講師
- 日本歯周病学会認定医
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本顕微鏡歯科学会認定医
- 第2種滅菌技士
- 歯科臨床研鑽会 役員
- 同マイクロスコープstep-upセミナー講師( ダイレクトボンディング担当)
