完治しないといえば、虫歯も歯周病も、ごくごく初期のものを除けば“完治”はしませんから、歯医者に行ったって治る病気自体がほとんどないというか。。。
たぶん担当の先生が言いたかったのは、「歯周病という病気は治療をしても、再発を起こすことが非常に多いですから、注意が必要ですよ」ということではないでしょうか。
BOBさんの歯周病がどの程度の状態かはわかりませんが、歯周ポケット測定を行い、大体5とか6よりも大きな数字を言われているような歯は「重度」に分類され、歯周治療後(歯磨きの改善、スケーリング、ルートプレーニング)もやはり治りが悪いです。(治るというのはポケット値が、3とか、悪くても4mm程度以内まで収まることを言うことが多いです)
そこまでしても治りが悪いなら、取りきれなかった歯石がまだ隠れてる可能性が高いので、更に踏み込んだ処置(歯周外科、あるいは抜歯)を試みることになります。
その結果、うまく治ればBOBさん自身の毎日のブラッシングと定期的なメインテナンスによって、歯周病の再発はかなり防ぐことができます。
逆に、せっかく苦労して治療を受けて、一時的に歯周ポケットの値が良くなったとしても、大体2年ぐらい、元通りの歯磨き(定期的に歯医者に行かないとまずそうなります)をしていると、歯周ポケットも元通りになると言われます。
更に悪いことに、再発してから治療、再発してから治療・・を繰り返すと、「ほったらかしにしていた場合よりも余計に進む!」ということだけはよく記憶しておいて下さい。
歯周病は、プラークが原因となって、歯を支える顎の骨がゆっくりと溶けていく病気なのですが、一度溶けた骨は元には戻りません。
骨もあまりに少なくなれば歯はグラグラしてきますし、今回のようにお痛みが出ることもあり、抜歯に至ることも多いです。
ただ決して珍しい病気ではなくて、コントロール(進行の停止)をしていけるかどうかだけで結末は全く変わってきます。(参考→抜歯の原因)
手遅れになる前に分かったなら良かったじゃないですか?頑張って通院して、今ある歯をしっかりと残していって下さいね。
(・・とここまで書いてる間にお二人の先生がもっと簡潔にエールを送ってしまいましたね。)
参考→歯周病
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