448人って、物凄く多いと思いますけど・・
実際にやると分かるのですが、歯に関する研究は10人でも集めるのは大変です。
大変かどうかを別としても、統計学的疫学的にも十分な数なのではないでしょうか。
歯科疾患実態調査は厚生労働省が行なっているもので、対象者が(大学などの研究と比べれば)群を抜いて圧倒的に多いことも特徴ですが、対象者を無作為に選んでいる(細かく言えば、今回の場合だと震災の影響で熊本は除くとか色々ありますが、良好な内容と思われます)のも特徴です。
>実際に毎日検診やら治療にくる人
と言うのは、理由があって「検診やら治療に」自発的に来ている人たちですから、結果に偏りが出ます。 つまり疾患が多いグループになります。
本当に平均値が知りたい場合は、知りたい母集団(例えば"日本人"なら日本人)の中から、"無作為"に(研究で”無作為”と言うには条件もあるので、例えば地域や性別や経済状況や喫煙、全身疾患等に偏りが出てないかなど、これもこれで大変・・)対象者を選んで調べる必要があるので、日本人にとってはこの調査は大変信頼のおける内容と言えると思いますよ。
ちなみに当院では全顎的に診させて頂く方は全員、軽くですが歯科疾患実態調査との比較も行なっているのですが、そんなにかけ離れている印象はないですよ。
つい先日まで23年の調査を見るしかなかったのが最近28年のが出てきてかなり数値が良くなったので、より実態に近づいた印象です。
ただし当院は、地方の、予防歯科に力を入れている、自費専門の医院 を、受診している患者様ばかりですから、層の偏りもあると思います。
柴田先生>↓これで開けますかね?
歯科疾患実態調査
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