何かのご事情があって転院を希望されているのだと思います。
基本的には、あまり主治医をころころと変えるのは良くないことです。
家を建築中に、設計士や職人さんを変えるのと同じでベストとは言えません。
時折行う検査の結果も、同じ内容、同じ質の物を時間差を作って複数回していくことで初めて価値あるものになっていきます。
一方で、建築(治療)に明らかに問題があると感じた場合にはどのタイミングでも、可能な限り早めに転院された方が良いと思います。
このサイトでも患者さん側というのはよく誤解されていると感じるのですが、この場合は「キリの良いところ」などを考える必要はありません。
基本歯科の処置というのは身体の一部を削り取る様な「外科処置」が多く、1回1回が取り返しのつかないことをしています。
患者さんが転院してこられた場合にどの段階からでも続きの仕事は当然出来ますし、本当に問題のある処置内容だったとしたら少しでも早いところから関わった方が修整が効きますからね。
判断が難しいのはタイミングよりも、本当に転院するほど問題のある治療内容(あるいは説明等のコミュニケーションの問題や、衛生面など)なのかの見極めと、今よりも良い医院に転院出来るかどうか?ではないでしょうか。
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