個人的に興味深い内容ですが、この件に関しては歯科とIT両方のスペシャリストの田尾先生の見解が最も的確でしょうね。
それでも10年前なら20%もHPがなかったかと思いますので、随分増えてはいるように思います。
(一方で田尾先生のご指摘通り、SNSの普及でデジタルマーケティングにおける高コストなHPの優位性も薄れていると思いますが)
もう少し現場的な意見を書くなら、
>今後、CureからCareに変遷することは業界でわかっており、
>CureからCarenなった際に歯科医院がターゲットとするのは日本全国民になります。
という視点での需要認識については少し疑問を覚えます。
現状というかおそらくまだ当分の間、ニーズ(あるいは検索キーワード)としてのCareにはまだまだならないと感じています。
マーケティング的(?)に言うなら、歯科へのニーズはまだCureだと思います。
この掲示板を見ても「良い予防を受けたい」みたいなご相談は割合としてかなり小さいはずです。
実際にはCureで来院した患者さんに治療を施しながら少しずつCareの必要性を啓発していっているパターンが多いのと、治療中心(というか治療のため)の制度である保険医療が日本では基本となっている以上、Careで採算がとれる医院がほぼ存在していません。
(ちなみにご存知だと思いますが保険治療においては差別化は実質禁止です)
仮に朝から晩まで全ての患者さんが予防だけで来院される様になれば、ほとんどの医院は潰れるのではないでしょうか。
Careはあくまでも”潜在的なニーズ”なのでHPは活躍しませんし、歯科医院にとっても収益化の見込みがたっていない、という二つの観点から。つまりwebマーケット上においてはwantsもneedsも両方ないので、歯科において高額なHPというのは需要が少ないのではないかと個人的には思いますよ。
|