こんばんは。
他の先生方と同じ意見で、保険レジンと自費レジンの差は基本的には材料(認可)の違いとあとは歯科医の事情によるもということなのですが、もう一点、見落とされやすい点について補足でコメントしますね。
保険診療は「制限診療」という呼び名もあり、対して自費診療を「自由診療」とも言うのですが、その名の通り、保険は材料の認可のことを始め診療報酬や順番のこと等々、「制限」が多い訳です。
・・となると、「この歯を理想の方法で治療しようとすると、保険の診療報酬では大赤字になってしまう!」という判断がされた場合、治療方針も「制限」がかかることがあるのが当然です。
今回が、
「神経を残せるかどうか際どく、残すとしたら時間と手間がかなりかかる」
「レジンで充填するには時間と手間がかなりかかる」
というケースだったとしたら(※実際は全然違うかもしれませんが)、保険の範囲内で治療方針を立てると
@神経を抜く
A被せ物(銀歯)にする
という治療方針になっても仕方ないかも知れませんし、歯科医が責められる様な話でもないと思います。
少々言い難い話ではありますが・・
因みに当院(自費のみ)で奥歯の少し複雑なレジン充填をすると処置時間は大体90分かかりますから、これを保険の数千円の診療報酬で行うことは実際問題として難しいと思います。
材料や技術の違いは分かり難いと思いますが、治療方針の違いと処置時間の違いなら分かりやすいかも知れませんね。
といったようなことも少し踏まえて、もう一度主治医の先生に自費治療の効果やメリットについて、相談してみてはいかがでしょうか?
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