日本の医療制度は、すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(憲法25条)を守る目的で作られていますから、受けられる医療の質は平等・・・つまりどこの医院で治療を受けても上手い下手や高い安いはないもの、というのが建前になっているのだと思います。
広告に関する規制(医療法)もこういった考えが前提ですから、基本的には診療科目や住所、診察時間ぐらいしか標榜できない決まりで、患者さんは通いやすいところへ通って下さい。というのがやはり国の方針なのだと思います。
ただそうは言っても人がやることですので技術の良し悪しや人間性、相性の差というのはありますし、最低限度の医療では満足出来ないといった要望もあるかと思います。
現在のところ、インターネット上での広告に関しては規制が緩いですのでそれを活用するとか、平均的でない医療を希望されるなら保険医療機関でないところや保険外の診療に力を入れている医院を選ぶというのも方法だと思います。
(但し歯科の場合保険外診療を多く行わないと利益が出ないという構造もありますので、質が伴うかは注意も必要です)
専門医制度に関しては日本の場合まだ色々と問題が多い様に感じます。
分野も色々わかれていますから、ご自身の希望する治療内容とその先生の専門性が一致するかも確認した上で、参考程度にしておかれた方が良いのではないでしょうか。
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