言葉の定義がしっかり決まっている訳ではないので難しいところですが、オールジルコニアというのは言葉の通り、100%ジルコニア(厳密に言えば歯科で使用するジルコニア自体が100%ではありませんが)という意味だと思いますが、ジルコニアセラミックというのはおそらく、内側にジルコニア、表面には異なるセラミックを使用している作り方を指しているのではないかと思います。
オールジルコニアは比較的最近、「安価に作れる」というのが売りで出てきた技法なのですが欠点があって
@見た目が従来のセラミックほどは綺麗にはなかなか作れない
A硬すぎる(天然歯質が100前後という硬さに対して従来型が大体60~130ぐらいとか、一部ガラス系セラミックで400弱という硬さに比べ、ジルコニアは数千)
がよく言われていると思います。
@は部位的にもともかく、Aについては個人的にはかなり問題だと思います。
特に7番という部位は、噛み合わせがおかしくなると顎の関節への影響が大きく出やすい部位ですから、リスキーと言えばリスキーですね。
いろいろな種類のトラブルも出やすく、噛み合わせの調整には最も気を遣う部位です。
天然の自然な歯というのは経年とともに必ずすり減ったり僅かにかけたりすることを繰り返していくものですから、長期的に見た時に何かの調和が崩れるのはたぶん間違いないと、直感的に思います。
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