なかなか実際には、A1とかA2でオーダーしてもぴったりその通りにはならないことも多いですから、本数も本数ですしもし可能なら技工士さんに直接来て貰って相談出来るといいですね。
ジルコニアは思ったよりも不透明でパールみたいな色になりやすく、メタルボンドはお馴染みのブラックマージンの問題と、少し暗くて青白い感じになりやすい傾向があります。
ブラックマージンは歯が白いと殊更に目立ちますので注意が必要です。
奥がジルコニア、前がメタルボンドということですから、同じ色をオーダーしておいて上述の様にもしも色がずれると、前歯よりも奥歯が明るい印象になってしまう訳ですが、違和感が出にくいのは前が白くて奥の方が黄色い方が奥行き感が違和感なくなります。
(例;奥A2+前A1)
あと技工士の技量にも依存しますが、作り物っぽさがなく本当にリアルに歯っぽさを再現出来る相当上手い技工士であれば、45歳のA1でも嫌な感じまではほとんどしないと思いますよ。
当院だと30代〜40代の患者さんが多く、ホワイトニングを希望される方も多いせいもあるかと思いますが、A3ベースのセラミックを見るとかなり黄色く感じます。
(※写真だとカメラ、光源、PCの設定、ディスプレイなどで全く違う印象に変わってしまいます)
差し歯ではなくて天然歯をホワイトニングした場合の話(つまりもの凄くリアルな歯の場合)ですが、A1あたりだと何歳であっても、他人から面と向かって「歯が白いね」などと指摘される様なことはほとんどないぐらいのレベルです。
ですので本当にリアルに歯っぽく作れればA1でも、白めがお好きということならそれほど悪くはないと思いますよ。
ただA1とかそれ以上の白い人工歯は色の出し方や見せ方が非常に難しく、更にメタルボンドという作り方も自然に見せるのが難しい方の作り方になるので、やはり作り物っぽさが出るかも知れません。
当院の技術レベルだと、メタルボンドのA1は正直ちょっと不安です。。
技工士さんの過去の作品や、出来れば実物(サンプル)を見せて貰って、リアルな感じがすれば思い切って白めにしても大丈夫だと思いますが、もしもその辺りに不安が残りそうならジルコニアをA3にして前歯をA2とかあたりが無難かつちょっと白めないい感じになりそうな気がします。
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