つるつるにする=削ること という原則を理解すると考え方も変わるかも知れません。
極端な話、最初の一手は場合によってはダイヤモンドバーでもいい訳です。
その後段階を踏んで少しずつ、細かい研磨に落としていって、最後は歯磨剤よりも細かい研磨をしてピカピカに仕上げて行く・・というのが本来理想ですよね。
だったら最初は先輩がしている様な一見乱暴な方法も、あながち否定は出来ないと思いますよ。
使える材料、時間に制限のある中で、何をどの様に使うかは色々な考え方が出来ると思います。
着色を取ることを優先させるなら先輩の方法や、ダイヤモンドバーとまで言わなくてもホワイトポイントやシリコンポイントなども使えます。
でも着色は取った上でツルツルに仕上げたい、と言う想いでやりたいのなら技術を磨いて、必要最小限の荒研磨から短い時間でより多くのステップを効率よく・・となるでしょうし、あるいは患者さんに理由を説明して複数回に分ける、という方法もあります。
出来れば施術を始める前に判断して説明をすると良いと思います。
黙っていれば患者さんの満足度は着色の取れ具合や痛みの有無になるかも知れませんし、ツルツルに仕上げたいというのはご自身だけの満足感でしかないかも知れません。
見ようによっては傷を残したとしても着色を取る衛生士の方が偉いとも言えます。
設備、体制、知識、技術、説明、患者の希望など、色々な要素があると思います。
(らるちゃさんがどうかは知りませんが)特に軽視されていると感じるのは練習量です。
我々は技術職でもある訳ですから、少なくとも美容師さん達ぐらいの練習量というのはするのが当たり前だと思いますよ。
医院の体制もあるかと思いますが、当院だと新人ベテラン問わず週に1時間は診療せずに練習に割いて良いとルールを決めていますし、練習用の模型なども用意してあります。
ウチのスタッフもやってますが、本来は勤務時間外に自主的にやるものでしょう。
先輩がどうかとか別に関係ありませんから、信念を持って努力を続けて下さいね。
誰より練習をすれば、必ず自信がつきますよ、頑張って下さい。
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