こんにちは。
私も森川先生の意見に賛成です。
以前にも詳しく書いてますので、「超長い」ですが興味がありましたら以下の回答もどうぞ。
参考⇒歯の再石灰化と食事・ph・フッ素の関係
簡単にまとめますと、食前・食後(※食後すぐor時間問わずも含んで)どちらも虫歯専門医の間で意見は統一されていません。
統一されないということはどちらでも良いという解釈でも良いかと思います。
ただし、これは個人的な考えなのですが、「歯が溶ける」「歯が削れ易い」などが主訴の患者さんの場合だけはちょっと注意が必要かなと思っています。
因みに回数については理論的根拠、科学的裏づけはされています。
数値は色々なのですが、子どもにおいて(※放っておけば最も虫歯の出来やすい時期)、3年間ぐらいの観察をしていくと
「1日2回以上歯磨きをする子どもたちは1回以下の子どもたちよりも20-30%程度虫歯が少なかった」
と言われている様です。
加えてフッ素の有効性や、森川先生がおっしゃっている様なpHの変化特性なども加味して、最も信頼できそうな専門書には
「フッ素入りのねり歯磨きを使って、1日2回歯磨きをしましょう。就寝前と、その他に1日1回、出来れば食事時が望ましいです。また、うがいをする際には、少量の水でゆすぐこと。」
とまとめられており、食前か食後についての細かい指定はありませんよ。
(参考資料;Dental Caries The Disease and its Clinical Management / Edited by Ole Fejerskov and Edwina kidd)
日本で伝統的に言われている
「1日3回、食後30分以内、3分間」(でしたっけ?)
というキャンペーン?も、分かりやすくて良いのですけれど、突っ込みどころは満載ですね。
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