色々悩みが出て来ている様ですね。
まずC1という診断が正しい(自分も同意出来る)かどうかがここでは分かりませんので、自分ならどう判断する、というコメントは難しいです。
更には同じ大きさのむし歯だったとしても患者さん個々(年齢、むし歯のなり易さ、通院可能頻度、セルフケアのレベル等)で治療方針は異なりますし、あるいは歯の状態(歯並び、歯の形等)でも変わることがあります。
そういう前提で、必ずとは言えないにしても教科書的なひとつの目安としては「穴が空いているかどうか?」が判断の分かれ道になりやすいと想います。
穴のないむし歯については非外科的な治療法(プラークコントロールの徹底やフッ素の応用で進行を遅らせる)が適用出来る場合もありますし、穴があいてしまっていて、なおかつその穴の中のプラークコントロールが出来ない(隣接面の場合は通常これ)場合は、進行を遅らせられる可能性は非常に低い、と理解して頂いて大丈夫だと思います。
これで後は患者さん自身に穴があいているかあいてないかを直接確認して貰えれば治療方針への不安は相当拭えると思うのですが、なかなか隣接面の穴を確認して、それを患者さんに見せるというのは難しいです。
当院の場合であればマイクロスコープにカメラが繋がっていて、それで撮影してお見せすることが出来るのですが、こういった設備が整っている医院というのがほとんどないので、レントゲン写真から説明をしている・・というのが一般的なのではないでしょうか?
ただし、レントゲン写真では隣接面のむし歯(穴の有無)を正確に判断出来る確率が50%程度、という報告もあります。
視診で確認するのも非常に難しい部位でもありますから、患者さんサイドとしては「(どの様な根拠であっても)主治医を信頼しているかどうか」が不安を拭える唯一のポイントになってくるのではないかと個人的には思います。
このサイトで相談しても安心は出来ないと思いますから、主治医の先生と色々お話をしてみた方がいいと思いますよ。
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