めたぼんさんの実際の様子と、担当されている歯科医院の実際の対応が分からない状態で、こういった概念的なことを外野がああだこうだと言うもの不適切な気もしますが・・
自分なりにポイントと思うところについてだけ書きますね。
>・歯石取りは,歯や歯肉に傷を付けて歯の寿命を縮めるリスクがあり,歯周病と虫歯の予防にも全くならない
「保険でのメインテナンス」の場合、カルテ上はおそらく、「再初診患者の歯周病治療」になっていることが多いと思います。
この場合治療をしている、という整合性を取るためにスケーリングが必要になりますから、歯石の有無は関係ありません。
ただカルテにはスケーリングをしたことにして、実際にはパワーをゼロにして行うとか、何もしないとか、プラーク除去の目的で器具操作するとか、色々なパターンも考えられます。
が、とにかく「保険」で「メインテナンス」という前提に無理があろうかと個人的には思います。
本当に歯の寿命を縮める可能性があるかどうかについては、器具の操作次第でしょうね。
乱暴に扱えば当然悪いですが、技術差は大きいと思いますよ。
>・PMTCに医学的効果は無い
PMTCそのものに医学的予防効果は無いと言っても良いと思いますが、PMTCをしながらセルフケアのポイントについて説明を受けたり、定期的に歯科医院に予防の目的で通うという習慣自体は予防効果に繋がる可能性が非常に高いと思います。
・・ですので、施術されている医院の考え方次第では歯の健康にとって一概に悪いことをしているとは言いきれないと思います。
個人的には、きちんと予防を行いたくて保険医療機関も辞退したぐらいですから保険か自費か、というのは結構重要なポイントだと思っています。
ただメインテナンスを行っている医院自体少なく、更にそれを自費で行う医院はもっともっと少ないというのが実際の様です。
乱暴な言い方をすれば保険治療を主にしている歯科医院にとって予防はやや専門外ですから、そういったところで突然「自費でいいから○○と△△をして下さい」と言っても期待に沿う内容のものはしてもらえないと思いますよ。
まとめると、スケーリングやPMTCが歯にいいとか悪いとかの議論はあまり問題ではないと思います。
今回の文面だけで今受けておられる内容を否定するほどの要素は自分はないと思いますが、確実にきちんとしたメインテナンスを受けたいというご希望でしたら最初からメインテナンスにきちんと取り組んでいる歯科医院で受けた方が良いかと思います。
(※見極めも簡単ではないと思いますから、転院もデメリットが大きいかも知れません)
とりあえず、今かかっておられる衛生士さんなり先生に今回ここに書かれた様なことを質問して、考え方を伺ってみてはいかがでしょうか。
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