ケースバイケースで、稀にそれが適していると思えることもあるとは思います。
ただかなり稀ですから、樋口先生、櫻井先生のコメントの通りでます治療計画自体を更に慎重に検討した方がいいのではないかと感じます。
もし仮に、治療計画が妥当だとして、
＞・歯茎への色素沈着が心配なこと
（歯科医には中の金属はいいものを使うから金属が歯茎へ溶け出すことはないといわれました、ちなみに1本14万＋税）
笑った時に歯肉との境目は見えるタイプですか？
それとも見えないタイプでしょうか？
もしも見えるタイプであれば色素沈着はないとしても"透けて"暗いのが見えてくるので、個人的にはオールセラミックの方が好きです。
それと1本14万＋税だとなかなか良い金額ですが、もう少し頑張ると歯列矯正も出来る値段ですね・・
＞・いろんなサイトを観てみると、多くの歯科医の先生方がオールセラミックを推奨されていますが、ブリッジはオールセラミックでは不向きなのでしょうか？
上でも少し触れましたが、一長一短があります。
もの凄く高いレベルのでの精度を追求しだすとブリッジにオールセラミックはほんの少し難しい面もありますので、何を優先するかをよく検討した上で、当院の場合はケースバイケースです。
＞・歯と歯茎の境目がより自然になるのはどちらでしょうか？
これはほとんどの場合でオールセラミックだと思います。
稀に、歯肉の厚みが十分あるとか、技工士のレベルが非常に高いとかで同等の審美性をメタルボンドでも作れる場合はあると思います。
＞・きれいさをより維持できるのはどちらでしょうか？
出来上がったばかりの白さを維持、という意味ではどちらも同等だと思います。
精度が似た様なもので、プラークコントロールのしやすさ（＝歯肉の炎症・綺麗さ）という意味ではオールセラミックにやや分があると感じています。
＞前歯ですし、審美的により天然歯に近いものがよいと思っています。
作り物は所詮作り物ですから、天然歯に似せるのはたぶん想像されているよりも100倍難しいです。
今回の場合、実際に拝見しなくても想像がつくことで言うと、おそらく２〜２の歯の形が天然の歯よりも長細くなります。
天然の歯の自然なカーブや膨らみがやや乏しくなって、極端に言えばピアノの鍵盤みたいな歯の形に少し近づいてしまうはずですね。
意外に思われるかも知れませんが、天然歯っぽさ、自然っぽさを表現するには色も重要ですが、同じぐらいに形も重要ですので、そういう意味でも今回の治療計画は少し心配です。
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