こんにちは。
回答者同士の議論が盛り上がっていていいですね。
以前より回答の内容から高橋先生はセラミックについて相当勉強されていて、お詳しいなぁという印象を持っていました。
ここの回答では細かいところまで触れていませんが、一口に「オールセラミック」と言っても使い物にならない様なものから高橋先生がおっしゃる天然歯質にかなり近そうな物性のものまで色々あります。
逆に金歯とか銀歯とかも同じでフニャフニャのものからカチンコチンのものもありますので、実際のところ一緒くたで説明するのはかなり無理があると思いますよ。
「金歯じゃなくて白金加金が良い!」
みたいなことを書く先生もみえましたが、これも訳の分からない説明で。
それで、担当医ではなく、ネット上の少ない情報から出来る個人的なアドバイスとしては、
@素材を生かすも殺すも職人次第
ということで、その先生がよく知っていて、慣れている方法が一番無難だと思います。
今回は
>今の銀歯ではなくセラミックインレーか金の被せを勧められました。
とのことですから、その先生に診て貰う限りにおいてはやはりそのどちらかを選ぶのが無難だと思います。
(ご相談文の前半からのコピペですが、後半にはセラミッククラウンとゴールドクラウンの選択肢の様にも読めますが??)
違う方法の方が良いのではないか?と思われるなら直接先生にお聞きになるか、セカンドオピニオンを実際に求めた方が良いと思います。
そしてセラミックインレーと、金の被せ(ゴールドクラウン)がその先生のお勧め度で同等なのだとして、第三者として助言をするとしたら私はセラミックの方が金より好きですが、インレーよりもクラウンの方が誰がやっても間違いが圧倒的に少ないと思っているので、ゴールドクラウンに一票入れておきます。
(もしもセラミッククラウンとゴールドクラウンの比較だとしたら、どういった物をそれぞれ使用されているのか分からないので、
先生が自信のある方で)
ガルバニー電流についても、個人的見解を書いておきます。
実際のところはほぼ無視して良いレベルだと思います。
細かいことは・・色々書きたいことはあるのですが・・
>隣り合う歯が同じく銀歯被せなので虫歯になりやすいので
という歯科助手さん(?)のご意見についてはあまり意味が分からないです。
>6番の隣の銀歯と今回新調する材質が触れ合うようだと異種類の金属よりも同種金属又はセラミックスの方が安全だと私は思います。
という高橋先生のご意見にはある程度同意出来ますが、虫歯が出来やすくなるのかまでは正直よく分からないです。
それと先にも書いた様に、インレーなのかクラウンなのか、あと特にセラミックは素材を間違うと確かに脆かったり硬すぎたりもしますので、熟知されているのかどうかも気になるところです。
割れたり適合不良などのトラブルについては、クラウンの場合よりもインレーの場合で圧倒的に多く発生しますので、もしもインレーにするならゴールドの方が無難(セラミックでも良いのですがかなりのレベルが要求されます)だと思います。
>隣り合う歯が銀歯なので銀歯同士だと虫歯になりやすいからセラミックか金歯が良い
という歯科助手さんのという歯科助手さん(?)のご意見については意味が分からないです。
井野先生が突っ込んでますが、高橋先生が仰るように隣同士で銀歯+銀歯よりも、銀歯+金歯は「電位差」が大きくなるので、錆か、電気反応でプラークはよりたまりやすくなる可能性はあると思います。
(ひいてはむし歯の発生率も変わるのかも知れませんが確かな証拠まではないと思います)
銀歯+セラミックだと関係ないでしょうね。
銀歯+銀歯でも僅かにでも内容金属の含有率が違えば電位差は発生するだろうという井野先生のご意見ももっともなのですが、理屈の上では差が大きい方がより悪いというのは言えると思います。
ですが臨床上、高橋先生も書かれている通りで実際問題として問題になるレベルではないとは思います。
もっと具体的に言えば、気になるなら歯間ブラシを毎日一回余分に通せばそれで差はなくなるぐらいの、小さな小さな違いだと思います。
>金属や材料の種類で虫歯の発生率は変わらないと思いますよ。
>むしろ患者さんの毎日の歯磨き、治療に際しては虫歯をきちんと削るや、精度良く治療をする方がよっぽど重要になると思います。
という井野先生のコメントの通りだと思います。
>「金銀パラジューム合金と金合金」のどこかが接しており、四六時中くっついている訳なので、
という井野先生のコメントは、電解液(口で言えば唾液や水)が介してないと電流が発生しないはずなので、関係ないと思いま
す。
(キッチンに濡れたヘアピンを置いておくとすぐ錆びる・・と昔井野先生が分かりやすく例えておられた様な・・)
逆にそのことからも、電流がより発生しやすいのは隣り合う歯や咬み合う歯、という理屈になります。
(ただくどいですけどたぶんほとんど問題ないレベル)
と何度も書いた様に、電流のこととむし歯のなりやすさの点だけで言うならどちらでもいいと思います。
では自分ならどうするかと言うと、高橋先生と同じ様に(物性的に良さそうな種類の)セラミックを今は勧めています。
(一昔前だと上の奥歯はゴールドを勧めました)
大したことない差というのは事実だと思いますが、それを気にするかどうかは本人次第ですしね。
臨床的なことを言うなら、適合が悪いクラウンなら素材がなんであれ全く駄目です。(患者さんにはわかりにくい部分ですが)
高確率でむし歯になると思います。
あとお手入れが悪くてもやはり駄目です。
適合が同じぐらい良いなら、金属よりもセラミックの方がプラークはつきにくいですし、お手入れ(ブラッシング)は断然楽な様に見えます。
金属の便器と、陶器(セラミック)の便器とどっちがいいですか?・・が下品ならキッチンで例える場合もあるのですが、自分はセラミックが好きですね。
あくまでも適合精度が同じぐらい良いならという前提での話です。
ただ割れやすさとか、咬み合う相手の歯への影響なども考えると最初に書いた通りでどちらを選ぶとしても種類によりけりだと思います。
主治医の先生がどこまで考えてどういう種類を選んで使用されているのかが分かりませんから、可能ならもう少しよく話し合われると良いと思います。
簡単な質問の仕方は、
「先生の口だったらどれにしますか?」
でいいと思いますよ。
長々書かなくてもそれだけ書けばいいじゃないかという話なのですが・・ 少なくともこの場で藤森先生みたいなチャチャの入れ方は嫌いです。
(最後まで読まれた方ご苦労様でしたm(_ _)m)
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