56歳の女性です。
出っ歯ですきっ歯のためインビザラインで矯正を考えています。
歯ぐき、歯の状態からこの年でも矯正可能とのことです。
先生から2つの選択肢を言われました。
@小臼歯上下4本抜けば歯はひっこむ。
A非抜歯の場合、隙間はなくなるが歯は1,5ミリだけしかひっこま ない。
セカンドオピニオンでほかの矯正歯科では抜歯はやめたほうがいいと言われました。
出っ歯を治したいのですが、年齢による抜歯が体に及ぼす影響、その後の歯の動きを考えると不安になります。
この点についてぜひ考えをお聞かせください。 |
こんばんは。
ややこしい感じになってますね・・
一般歯科でも矯正歯科でも、先生によって診断や治療方針が大きく異なる場合は多々あるので、実際のところ判断に困ると思います。
以下、これも個人的な見解になるので余計に混乱させてしまわないといいのですが・・
(気にしなくても良さそうな問題点)
・年齢
・抜歯すること
・治療期間
(一般的な傾向)
・インビザライン+抜歯矯正→難易度が極めて高い
(→※抜歯が決定なら、インビザラインは避けておくorワイヤー矯正を組み合わせるのがリスク回避の意味ではベターだと思います)
他の、肝心のところですが抜歯が良いのか非抜歯が良いのか・・みたいなところは実際に診察して、先生ごとの考え方や経験が加味されての判断になりますので、ネット掲示板での判断はやはり難しいです。
ある意味ではそれぞれの先生のおっしゃることがそれぞれ「正しい」訳で、説明が分かりやすかったかとか、説得力があったかとか、矯正の長い治療期間中通院してお付き合いしていくのに不安を感じなかったかどうかなどの方が大切なくらいかも知れませんね。
参考までに、当院の場合は矯正専門ではないために逆に50代前後の方の矯正は多い様に思います。
(専門医の場合は通常若年層が圧倒的に多くなるので)
経験上感じることとしては、それぐらいの年齢になると歯周病の管理やむし歯予防(これから人生3回めのむし歯になりやすい時期を迎えます)、差し歯等ある場合のその扱いなど、矯正単独ではなくて複合的な対応力が重要になってくることが多いと思います。
出っ歯を直して見た目に自信を持つことだけがゴールではなく、その後歯列全体を長持ちさせていって、何でもおいしく楽しく食べて健康維持していくことがおそらく真のゴールになりますから、いくつかある問題点の中で「重みの差」を整理されると少し決めやすくなるのではないかと思いますよ。
幸い焦って決める必要はないはずなので、じっくりと検討されて下さい。
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