こんばんは。
櫻井先生、さがら先生は「原則」と書かれましたが、PMTCは歯面のプラーク、バイオフィルムを除去することが目的ですから、歯肉に傷がつくのは単に施術した衛生士の技術の問題だと思います。
(歯肉に少し傷はついたけどバイオフィルムはしっかり取れていたとしたら、歯肉に傷はつけずに気持ちよかったけれどバイオフィルムの除去も出来ていない、よりはいいと思います)
問題を指摘してあげれば改善する可能性も十分あると思いますし、高いお金を払ってるのにそんなことやってられないよと感じるなら最初からもっと上手なところを探されてもいいと思いますよ。
当院でも悩みの種ですけれど歯科衛生士は数も少なく離職率も高く、医院として常に技術の高いスタッフのみを維持していくというシステム作りは大変骨の折れる作業です。
患者さんから具体的なフィードバックが頂けるならそれはとても有り難いですね。
特に自費のPMTCというと経験のない衛生士がほとんどですから、特殊技術とさえ言えるかと思います。
高いレベルを目指せばそれなりに難しいですから、本当に上手い衛生士にしてもらうと感動すら覚えます。
ところでmarimottoさんのご希望はPMTCも痛くなくて気持ちがいいにこしたことはないのだろうと思いますが、実はPMTC単独では特に予防効果はありませんので、もしも予防が目的ならPMTCだけにこだわって判断はしない方がいいと思いますよ。
予防効果を生み出す施術行為を明快に説明出来る論文はあまりない様に思うのですがおそらく、PMTCなども含めて患者さんの口腔衛生に対するモチベーションの維持が予防のキモだと思われます。
今回受診したことで「歯を大切にしよう」という気持ちが少しでも認識できていたとすれば、とりあえずは及第点かも知れませんね。
歯を大切にするための具体的方法についてもしも何かひとつ以上新しい発見があったとすれば,価値ある受診だったと言えると思いますよ。
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