無貼薬というのは、たぶん外国でそういうグループがあるのだろうと思うのですが、一般的ではないと思います。
文献的、科学的な論文ベースで解釈をするならNC(時にEDTAやクロルヘキシジン、稀にヨードも)を中心に洗浄して、水酸化カルシウム(稀にヨードを混ぜたり)で1回以上、貼薬するのが主流だと思われます。
少なくとも根管治療に関して世界で一番歴史の古い米国のペンシルベニア大学や、その親戚の北欧はスウェーデンのイエテボリ大学ではそういう教育になっていると思います。
無貼薬の場合、根管内に残存している細菌(ゼロには絶対にならない)が次回来院時までに増殖することは確認されていますので、水酸化カルシウムのデメリット(あまり話題になることはないと思うのですが、歯質が軟らかくなる?とか、除去がしにくい?とか??)を嫌う先生が特殊な狙いで行っている、あるいはそういう先生の真似をしているのかなぁ、と個人的には解釈していますが・・。
根管内へのホルマリン系やオキシドールの使用は日本では一般的ですが、海外では研究さえされてない様ですね。
ホルマリン系は揮発性で刺激も強いですから、細菌にも効きそうですが人間だって気分が悪くなったりぐらいはしそうな感じも確かにします。
そういう訳で、何を信じるかは人それぞれ・・という感じですね。
どの方法でやってもうまく行く場合も行かない場合もありますし、貼薬だけで結果が決まる訳ではありませんので。
ただ身体に合わないと分かっている様でしたら、私も説明して対処して頂くか、あるいは転院をお勧めします。
お大事にして下さい。
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