こういった新しい技術は、最初は大学病院の様な研究機関で被験者を募集して、検査をして適合する者の中から同意を得られた患者に対して実施するところから始まります。
今のところ期待出来るのはその被験者に応募するぐらいまでで、それであれば患者さんの費用負担もそれほどないと思いますし、ここまでが「年内にも実施」開始の内容だと思います。
近い将来に一般的になって、しかも保険適用で・・というのは他の先生方のご回答の通りハードルがいくつもありますから、あまり期待はしない方がいいでしょうね。
それとこの内容は、どんな危機的な歯(歯周組織)でも再生出来るという様な内容ではたぶんなくて、歯周外科をすればなんとか抜かずに済みそうな歯に+αとして実施する内容(つまり、エムドゲインと同じ様な位置づけ)だと思います。
エムドゲインは歴史もあって科学的な証明もあり、本邦でも医療認可までは降りて現在保険適用外の高額な治療となっていますが、適応症も効果も案外と限られ、今回の件も絆さんが今期待されているものとは少し違いそうな感じもしないでもないです。
ただエムドゲインと較べればメリットも考えられますし、個人的にはこの研究に成功して、世界のスタンダードとなる様な方法に発展していってくれたら嬉しいですね。
期待したいと思います。
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