こんばんは。
>先生の腕次第のところはあるのかと思いますが
・・もかなりありますし、単純な比較はとても難しいですね。
実際のところ(保険の)メタルは、素材云々よりもコスト的に手間がまともかけられない、ということの方が大きな問題の様に思います。
ですから歯科医や技工士の技術、個々の歯の状態によって非常にムラが出る様に感じます。
寸法精度や強度のことだけで言えば、素材的にはセレックよりもいい物を作ること自体は可能だと思います。
その点セレックだと削った後は機械任せになりますから、良くも悪くも品質レベルとしては安定しそうなイメージですね。
ただ共通して言えるのがインレーという修復方法自体非常に難易度が高いですから、一般的にはトラブルの出やすい方法だとは言える様に思えます。
(外国だとインレーはめったにやらない、と言う話も聞きますし、当院の場合もここ3年でインレーはゴールドで2例しか作っていません)
何と較べるかにもよりますが・・
ですので時間をかけて精密に、ウデの良い先生+技工士が丁寧に丁寧に作業する必要性が高い修復方法だ、ということは言えると思いますね。
必然的に、時間がかけられない保険のインレーというのは(全部が全部ではないにしても)トラブルの元になりがちですし、自費と言っても保険の時と材料が違うだけの差だったら結局同じことだと思いますよ。
>一度装着が完成したセレックの高さを後から少し調整していただくことは可能でしょうか?
メタルでも同じですが、削ることは出来ますが盛り足すことは出来ないですね。
あとセラミックの場合は研磨が少し難しく、もしも不十分だとメタルよりも硬くて脆い分かみ合う相手の歯を傷つけたりセラミック自身が割れたりする原因になり得るので、表面の滑らかさには気を遣います。
普通は出来上がったままの状態が最も滑沢ですから、出来れば削らずに済む方がいいでしょうね、理想的には。
ただかなり細かい話ですので、あまり神経質には考えなくてもいいと思いますよ^^;
お大事にどうぞ。
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