参考:過去のご相談
*インプラントの技術の差はどこからでてくるのでしょうか?
他相談・助言多数
(HN変更あり:雅史さん)
さがら先生は、
「予防歯科が主となるような、保険制度になるよう、皆様からも政府へ声を上げていただけると助かります。」
といった趣旨の書込みを、しばしばされます。
その後のレスとして(井野先生当りが多いかな)
「国の財源がないので、保険料が上がってまで予防が保険適応になって、どのぐらいの人が恩恵を受けるのか?」
といった趣旨の書込みが見受けられます。
私がセカンドオピニオンでいった保存科出身の先生は、日本歯科保存学会保存治療認定医指導医、日本顕微鏡歯科学会理事、某国立大学臨床教授 他にも多くの役員をされている先生ですが、街中で、子供グッズ満載の、普通のファミリー向け歯科医院をされています。
HP上で、「大学病院あるいは米国で身につけた世界標準の最先端の治療」とあったので、どんな処置をして頂けるのか、わくわくして行きました。
でも、その医院で多くの患者さんの次回予約を取るところを横からみていると、定期検診で2〜3ヶ月後に予約を取る方が大半でした。
(マイクロを使った自費の根幹治療など高度な治療もやってられるようですし、私自身でも高度な診断をさらりとしていただきました)。
で、何が言いたいかと申しますと、「現在の健康保険の枠組みの中でも、予防診療を中心とした歯科医院の経営も、努力しだいで可能なのでは、ないでしょうか?」ということです。
もちろん、その先生の所でも、先生を慕って(おそらく安い給与でも)くる、若い歯科医を複数人雇用するとかのコストダウンを図っているのではと思います。
先日TVのカンブリア宮殿で、動物医療保険のアニコム保険の社長さんが出てられました。
(http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.htmlに動画あり)
医療保険の究極の目標は、「加入者が怪我をせず、保険金を支払わないですむこと」、「加入者が怪我をしないようにするための施策を実施すること。
(番組中ではペットが誤飲を防ぐ仕付けを直接訪問、冊子などで啓蒙することを取り上げられていました。)」
また動物病院は自由診療ですが、その中で健康保険を成り立たせる仕組み(診療内容の透明化、診療内容の統計の無料配布等)についても述べておられました。
本掲示板でも、山田先生はじめ多くの先生方から、歯を悪くすることを予防する方法を述べられています。
でももうちょっと個人、個人に合わせた予防アドバイスをして頂ければなぁとも思います。
ネット上での、やり取りの限界なのは、よくわかってます。
しかし「各個人に適応した歯科予防アドバイス」というものができれば、何か新しい歯科ビジネスの種になるように思いました。
また自由診療の多い歯科治療においても、アニコム保険のような医療保険が成立しないのかとも思いました。
人間よりペットの方に、お金が掛けられがちという事情もありますが。。。
予防歯科(と患者への啓蒙)を中心とし、かつビジネスとしても成り立つ歯科医院が一つでも多くできることを願っています。
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