先生方、こんにちは。
お忙しいところ、またの質問で恐縮ですがよろしくお願いします。
保険外のインレーやCR充填のことなど、詰め物の材料でいったい何がよいのか?というテーマは過去に繰り返し話題に出ているところですが、では修復物と歯のあいだに存在するセメント層はどうなのか?ということについても、もう少し知りたいと思いまして投稿させていただいた次第です。
(ちなみに現在、修復の先生のもとでインレー換装中なのですが、1本目はPGAにしました。当初、担当医は、女性の方だからと白いものを勧めてくれていたのに、なんとオススメに逆らってしまいました(>_<) 次の歯についてはまた迷っています。接着か、合着か‥‥金属か白いものか……とにかく目的として、神経を抜く羽目にならないように! 生きた歯髄を最大限保存したい!と思っています)
タイヨウ先生の過去のコメントで、
「接着性レジンセメントはこれら『合着と接着の違い』『水に溶けない』と言う2点からでも明らかにメリットがあると思います」
とのお話があり、説得力があるなぁと感じていました。
従来型のセメントは、唾液で徐々に溶けてしまうからインレー脱落の原因になるということですよね。
一方で、自費のインレーの話のなかで、タカタ先生ご自身やご家族のお口のなかにあるゴールドインレーが、数十年など長い期間にわたって持っているというお話もあったかと記憶しています(過去ログ検索したのですが見つけられず引用ができませんでした)。
これは、金属インレーが歯と「合着」している場合で、たとえ水に溶けるような従来型セメントを使用していたとしても、適合のよい金やPGAで精度の高い治療を行った場合は、マージンがぴた〜っとしているためにセメント層からの漏洩は少なく、20年、30年もつ場合があるという理解でよいのでしょうか??
そうなると、接着と合着、どっちがどっち…!?と。
そして、「ポーセレンやハイブリッドは はっきり言って 適合精度は”ゴミ”みたいなものです」とタカタ先生が指摘しておられましたが、そこをカバーするために接着性レジンセメントがあると。そういうことでしょうか(化学的に結合した層は、接着強さもあると同時に、そこから虫歯菌も入り込む隙間もないと思ってよいのでしょうか)
(結局どちらにしても、"術者の技量による"という話に収斂されていく??)
今まで、ハイブリッドセラミックスによる修復の術式は、タイヨウ先生がたびたび書いておられましたが、金属インレーでの「合着」の場合、どんな術式で、歯とインレーのあいだには一般的にどんなものがサンドされているのでしょうか?
現在でも、金属での修復の際には、水に溶けるセメントが使用されているのでしょうか?
調べていたところ、合着させるセメントにも、貴金属にくっつくもの、卑金属にくっつくもの、などがあるようですが、そうなると保険の金属インレーと保険外の金属インレーとでは、使われるセメントが異なるのですか?
また、タカタ先生の過去のコメントから
「接着技術にかなり依存するために接着性レジンセメントの性能が落ちる5年目を境としてファイバーコアが外れるといった事態が報告されております」
とありましたが、接着系レジンセメントでインレー修復したり、CR充填などをした場合、5年目を過ぎて接着剤の性能が落ちても、辺縁から盛り足したりしてチョチョッとお直しすれば漏洩は防げたりするのでしょうか?
レジンは後から盛り足せると渡辺徹也先生が書いておられた記憶があったので。
長々と申し訳ありません。
ずいぶん前からインレーの話をご相談させていただいていて、「まだ迷ってたの?」という感じですが、修復の精度を高めるためということで先に土台の治療(歯肉炎)をしていたり、いざ削っても術後痛が出ないか様子をみていただいたり、なんだかんだ超時間がかかっております‥‥
(そこが今の先生を気に入っている所以でもありますが…)。
しかし治療と治療のあいだに日数があるために、その間についつい歯チャンネルを読んで、次の歯をどうするかまた迷うという‥‥。
質問内容をうまくまとめられず、大変恐縮ではありますが、どうぞよろしくお願い致します。 |