深い悩みがあります。
去年日本で歯の治療を受けたことがあります。
病院は駅ビール内にある歯科医院であり、主治医が一人だけ、女性助手が七、八人の小さい病院です。
四、五回くらいこの病院で歯の治療を受けましたが、不安な事実に気づきました。
それは手袋の使い方の問題です。
主治医は来院する患者を一人一人診察し、助手に指示を出し、歯の掃除、矯正など細かい作業は助手がやっています。
最後は主治医が確認し、患者と話をし、外服の消毒薬を付けてくれ、診療を完了させます。
七、八人の患者が同時に治療を受けることはできます。
主治医は治療中の患者の間を行ったり来たりして、途中からみずから治療をおこなう場面も見られました。
医療器具の消毒は行き届いているようで、診療が終わったら、使った治療器具はすぐに消毒室に持っていかれます。
混用することはないように見えました。
診療室も綺麗です。
問題は、手袋の使い方です。
使い捨ての手袋なのに、主治医も助手も治療が終わった後、手袋を取替えようとしません。
助手のほうはやさしい面があり、治療が終わった後、水で手袋をはめたままの手を洗うが、主治医は洗うことさえしませんでした。(すくなくても私が観察している間、洗っていません)
主治医にとって無理があるかもしれません。
主治医は治療中の七、八人の患者の間を頻繁に行ったり来たりしていますから、そのたびに手袋を変えたり手を洗ったりすることは面倒くさいかもしれません。
しかし、患者としての私はもしかしたら院内感染が起こるではないかという恐怖に襲われました。
病院の受付の看護婦に相談したところ、看護婦は手袋を使い捨てにしていないことを認め、
「主治医は手を患者の口の中に入れていないから、手袋を取り替える必要がありません。
手が口に入ったら、手袋を取り替えるようにしています」
と解釈しています。
要は治療器具を頼りに患者の病気を治療しているから、心配しなくてもいいということを言っているのです。
私は病院側の説明を信じたいですが、確実の保証がありませんから、不安に悩まされる毎日です。
エイズの感染が怖いです。
エイズの検査を受けるのもいいですが、歯の治療の度に、エイズの検査を受けに行くわけにはいきません。
私が思うには、多分、駅ビール内にある小さい歯科医院のようなところは、皆、このような管理体制をしているではないかと思います。
治療台に乗っている私は、目を閉じたまま、治療を受けていたのですから、手袋の手が入ったかどうかはまったく分かりません。
前の患者の血が私の口に入ったらどうしようと不安を感じています。
歯の掃除をしてもらっていましたから、傷口があります。
私は、エイズ検査にいくべきでしょうか。
それとも私が考えすぎたでしょうか。
日本では歯の治療事故によるエイズ感染例が報告されていませんから。
治療中、主治医と助手の手が患者の口に入ることは基本的にないのであればよいですが。。。。
ぜひ、先生たちの意見をお聞きしたいと思います。 |