15年ほど前に、黄ばんだ前歯を白くするために、上の前歯6本をラミネートベニアにしました。
歯並びは矯正で直していたため、ラミネートベニアを選択した理由は、「歯を白くするため」だけです。
今ならばホワイトニングで十分白くすることができる範囲でしたが、その頃はまだホワイトニングが厚生省の許可を得ていなかったため、歯を白くする選択肢はラミネートベニアしかなかったものと記憶しています。
…でも、ラミネートベニアがちょくちょく剥がれます。
運よくベニア全体が剥がれてくれると、それを貼り直すだけで済むのですが、ベニアが割れてしまうと、もう一度作り直すので、その都度1枚ごとに10万円以上かかります。
この経費が死ぬまで続くと思うと、気が重くなります。
最初に
「ベニアがちょくちょく剥がれたり欠けたりしますよ」
と言われていれば、選択していなかったと思います。
今日は日曜なのに前歯のベニアが欠けてしまい、15年前からかかりつけの渋谷の歯科医が日曜休業なので、このままでは明日仕事に行けないと思い、日曜も診療している家の近所の歯科医に駆け込みました。
基本的にラミネートベニアはとても技術の要る治療法なので、行きずりの歯科医に頼むつもりはなかったのですが、診療メニューにインプラントが並んでいたので、「もしかしてラミネートベニアもやってるかな?」と思って聞いてみました。
すると、
「ラミネートベニアは剥がれやすくて難しいので、当院では基本的にオールセラミッククラウンをお勧めしています。
ただ、強い希望があればラミネートベニアも処置します」
との返事でした。
私が、
「オールセラミッククラウンだとラミネートベニアより健康な歯を大きく削るのが不安」
と伝えると、
「ラミネートベニアが剥がれるたびに、もう一度歯の表面を削り直してベニアを貼り直してるから、そういうことを繰り返すと結局歯を削る量が増える。
それにオールセラミッククラウンでは歯の裏側はあまり削らない」
と返答され、何度も剥がれるラミネートベニアで何度も歯の表面を削っているより、一度だけオールセラミッククラウンで削った方がマシ…という印象を受けました。
結局、やはり行きずりの歯科医でラミネートベニアやオールセラミッククラウンをする気にはなれなかったので、当座の処置として、保険治療のプラスチックで欠けた前歯を充填してもらいました。
このプラスチックを外すためにまた歯の表面を削ることになるやもしれませんが、とにかく前歯が欠けたままでは明日仕事に行けないので、選択の余地はなく。
先生方にお尋ねしたいのは、何度も剥がれるラミネートベニアを貼り直しているより、オールセラミッククラウンにした方が、「歯を削る量が少なくて済むということがありうるのか」という点と、「オールセラミッククラウンの方が欠けたり割れたりしにくいのか」という点です。
また、今回は当座の処置として欠けた部分をプラスチックで充填してもらいましたが、次回同じようなことが起こった場合、他に何かもっと歯への負担が少ない選択肢があるのでしょうか?
よろしくお願いします。 |