こんにちは。
親知らずが歯並びに影響があるのかないのかはよく分からないのですが、悪くしてしまう可能性はあるかも知れません。
少なくとも、あるよりはない方が、安心です。
安心が、「必要性」と言えるかどうかは難しいところですが。
歯並びが後戻りしてもいいと言われればそれまでですし・・。
それとは別に抜歯の必要性があったかどうかについてご説明します。
キーポイントは、「7番の遠心の歯周ポケット」です。
歯は、本来エナメル質は歯ぐきの外に出てくる予定の構造物です。
参考⇒歯の構造
ですから、親知らずと言えども、身体の中に埋まっていようがエナメル質は歯ぐきとはくっついていません。(歯ぐきの中に風船が隠れてる様なイメージです。)
これが、7番の遠心(=後ろ)の歯周ポケット(=歯と歯ぐきの間の溝)ともしもつながっている場合、7番の周りには近心(=前)、頬舌側の正常な歯周ポケット(普通は2〜3mm)に加えて、親知らずの頭ひとつ分(=エナメル質の面積分)は隙間があり、これが全てばい菌の住みかになってしまうのです。
・・ややこしいですけど、分かります?
で、それだけ大量にばい菌が溜まってしまうと、重度の歯周病と同じ状況かそれ以上に悪い状態になりますので、身体の抵抗力が落ちた時に歯ぐきが腫れたり眠れないほどの痛みが出たりしてくる・・”可能性”が必然的に出てきます。
その場合は、抜いた方がいいでしょう。
簡単に言うと、
「歯周ポケット検査をしたときに、下あごの7番の遠心にだけ、6、7mmの数値が出た場合はまずアウト」
だと思います。
とりさんがもしもそうでなかった場合、今は良くても将来の心配と、他には今のところ歯並びの問題だけだったのでしょうね。
(普通その様な親知らずは、矯正前に抜く様に言われるはずですけどね)
まあ痛いし辛いでしょうが、色々考えるよりもとりあえず抜いておいた方が、やっぱり安心ですよ。。
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