デンタルのチェアーサイドでの撮影についてですが、昭和の何年かまでの古い建築だと法的な問題はありません。
ただし、照射器を新しく交換する場合などは古いルールが適用されなくなるので、おそらくは古い照射器を使い続けているのだと思うのですが、照射器も実はどんどん進歩していますし、古い照射器から出るエックス線は、線質、機器の劣化による散乱線の増加、器械から出る電磁波の問題(まぁ問題と言っても実害はない程度でしょうが・・)がありますよね。
最近知ったのですが、最新の照射器って、見た目は変わりないのですが、中身はとてもよくなっています。
主には照射器から出る散乱線と、鉛以外のものに当たって微量に跳ね返ってくる線が問題でしょうが、2m近くの距離が取れるのなら被爆はゼロと言ってもいいレベルだとは思います。
障害物なしで真正面に立ってもせいぜい1.5m程度しか届きませんからね。(よね?稲垣先生)
ですので個人的にはチェアーサイドでも撮りたいですし、安全に行うことは出来ると考えています。
とは言え、私も退職をお勧めしますけどね。
もしくは院長に働きかけて、環境を変えるかどちらかでしょう。
本来は後者を選択してほしいです。
それと肝炎の方を特別扱いするのって、個人的にはちょっと。。
肝炎かどうかは関係なく、どこまでするのが十分かというのはとても難しい議論なのですが、正しい知識を持って恐れすぎず安易にも考えすぎず、誰に対しても分け隔てなく行う様にしましょうね。
それが出来ない環境なら出来る環境にして下さい。
衛生管理は際限なしにやるとお金も非常にかかりますので、財源のことも考えるために、少しは医院のお金の出入りについても知って下さい。
正しく知識を持った上で、自分が患者さんの立場でされたら嫌だと思うことは絶対にしてはいけません。
勉強もせずに知識もなく、放射線や病気を持っている方のことをむやみに怖がる様なことも、専門家として絶対にしてはいけないことですよ。
医療人として大切なことですから、よろしくお願いします。
良い衛生士になって下さいね。
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