はじめまして。
超プロ級のご質問ですね。
考え方も非常に的確だと感じますよ。(同業者ではないですよね?)
お気づきの通り、レーザーの有用性については医学的な根拠が非常に乏しいです。
タイヨウ先生のおっしゃる通りで、私もエビデンスレベルで5よりも上のものを見た覚えはありません。(というか興味もなくて勉強もしてないのですが・・)
ですから3番目のご質問まではタイヨウ先生の回答を参考にしていただいて、4番目以降について、個人的な意見を書かせてもらいますね。
・・ただその前に、私もここのサイトでご相談の回答を通して、タイヨウ先生や他の先生方と随分ディスカッションしてきましたが、
>方法論よりも「術者の技量(人間性も含めて)」の方が重要な気がしますね‥。
という点について全く同感です。
それを踏まえた上で、読んでみて下さいね。
「■ラバーダムは、根管治療以外のも、虫歯などの治療にも、常に使った方が良いものでしょうか?」
これは、慣れてる先生になら、使える状況なら使って貰った方がより安心。というレベルだと思います。
細菌感染(=神経へのダメージ)のリスクに対しては問題ないと思います。
接着力の低下については(技術が確かであれば)臨床的に問題ないと言われるレベルでの違いはありそう・・ということになるかと思います。
参考⇒インレー交換時のラバーダムについて
実はボンディングの種類で、元々手抜きのボンディングを使われている場合、その差が比較的顕著なのですが・・ちょっとややこしすぎるので割愛しますね。
ただラバーダムの装着自体が根管治療の場合よりも更に難しくなるので、元々90点の処置の出来る先生だったら、95点ぐらいになるかも知れませんが、60点の先生に無理にお願いしても40点になる可能性もあります。
ですからあまり患者さんの方から指定するというよりも、その先生が自信を持って出来る方法でお任せする方が安全だと思いますよ。
「■二次カリエスをなるべく初期の段階で発見するには、どのような方法がありますか?」
やっぱり定期検診が重要でしょうね。
加えるとすれば、マイクロスコープなどで覗いてチェックして貰える方が、よりいいとは思います。
「■金やポーセレンを考えているのですが、レジンなどと比べて二次カリエス発見が遅れる恐れはありますか?」
タイヨウ先生のおっしゃる通りなのですが、実は虫歯の位置、接着に使う材料・メーカーなどでも随分変わってしまいます。
一概にどれが良い、とは言い切れないと思いますね。
「■二次カリエスを発生させない、最高の治療法にはどんな方法が考えられますか?」
「■通常、歯医者さんというのは、初診の場合、窓口に行けば、そのまま見てもらえるものでしょうか?」
この二つについてはタイヨウ先生と全く同じ意見です。
キーポイントはレジンの取り扱いだと思うのですが、それを客観的に見分けるのはちょっと難しい気がします。
ボンディング剤の種類や、普段からラバーを使うか、などは確かにポイントにはなるかも知れませんが、それだけで十分な訳でもありませんし・・難しいところですね。
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