はじめまして。
極めて難しい問題ですね。。
正直私も、患者さんに同じことを思われていたりすることがあると思います。
>?について
「削らないと分からない」が一番正確な表現だと思います。
削る前から、「神経は抜きます」宣言をされる場合の方がチョットチョット・・と思いますね。
もちろん極端な例ではほぼハズレのない様な予測のつく場合もありますが、際どい例だとレントゲンでの診断(というか決断?)は難しいと思います。
>?について
ありますよ。
痛みも重要な情報なのですが診断の一助でしかなく、もっと色々なことが診断・治療計画には関わってきます。
>?について
誰がそう言ったかによります。
例えばA先生が抜かなくてはいけない、と言ってもB先生は抜かなくて大丈夫、と言うことならザラにあることだと思いますよ。
逆にA先生は抜かなくてはいけないと判断されているのですから、その場合は基本的には従うべきかと思います。
ご自身が身体を預けた、プロの判断でもありますからね。
>?について
これは言葉の定義から難しいのですが、専門用語的には一般の方が思われるよりも虫歯と言う言葉が表す状態は幅が広いです。
これはまだ虫歯じゃないでしょ?って思われる様なものも虫歯だったりします。
それと、「経過観察」と言う状態も、専門的には「治療」の1オプションになります。
「放置」とは全然違いますのでお間違えなく。
・・つまり、拝見もせずにコメントするのはほぼ無理なご質問です。。
>虫歯なのに虫歯ゼロという歯医者はヤブですが、もしかしたら治療の必要がないかもしれない歯まで、全て削られてしまうのも、また恐ろしいことです。
全くその通りだと思いますね、激しく同意です。
最終的には、ご自身がその先生を「信頼出来そうかどうか」で判断するしかないかと思います。
身も蓋もないですが・・。
個人的には、
>「今までの歯医者は診断力がなかった、ショックでしょうがヤブ医者でしたね」
>と何度も同じことを言われ
・・と言う先生のことは信用しません。
他人の悪口を平気で言う人(しかも何度も)は嫌だからです。
もしかしたら凄腕のスーパードクターなのかも知れませんが、自分ならその先生には自分の健康を預けませんね。
>大事な歯を削られると考えるとどうしても疑心暗鬼になってしまい
当然のことですし、その気持ちは大切にされて良いと思います。
私の場合、患者さんに治療の必要性を伝えるために、レントゲン写真やCT像、デジカメで撮った口腔内写真をパソコンのモニターで拡大してお見せしたり、マイクロスコープの画像をリアルタイムで一緒に見て頂いて
「ほら、ここに穴がありますよね」
「ここひっかかりますよね」
「ここ、汚れが取れずに溜まってますよね」
「色が黒いのが透けて見える感じ分かりますか?」
など、必死で説明しますが、それでもその歯を削るか削らないか、経過観察をするべきなのかどうなのか、神経を残すか残さないか・・みたいな判断は、ある程度任せて頂く他ありません。
もちろんご希望もお聞きはしますが、細かいことも言うなら、時間もかけないと適切な治療計画は立てられません。
(※患者さんが歯磨き等を頑張って、経過観察に協力出来そうかどうかや、虫歯の進行スピードなども見なくてはいけませんので)
あと予算も関係ありますね。
保険治療かどうかで順番だとか、出来る精度とか、削らないとお金にならないなどの制約がついて回ります。
診断は専門家同士であっても分かれますし、それがむしろ当たり前と思って頂いた方が良いと思いますよ。
お気づきの様に、神経抜いたら悪い先生、歯を削らないから良い先生とは全く言えませんので、人として良さそうな先生か悪そうな先生か、そういう見方をされる方が、個人的には現実的の様な気がしますね。
と言うことで、個人的な好き・嫌いのレベルの話ですが、一度治療は中断し、他にも何名か当たってみても良いのではないかと思いますよ。
↓こちらも参考にどうぞ。
参考⇒良い歯科医を見抜く12のポイント
・・と、書いている間に天川先生からも回答がありましたね^^;
私も天川先生の様にオブラートに書かないと、品格を疑われてしまいますね・・反省です。
お大事にどうぞ。
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