遅ればせながら・・
>CTで病変が写ったところでそれを要治療と判断するべきなのかどうか・・
↑私の回答ですね。
補足をしますね。
根尖病変の診断(と言うか根管治療の"失敗")には一応基準みたいなものがありまして、
1)根尖病変に由来すると思われる自覚症状
2)レントゲン写真上で、歯根膜腔の拡大(正常の2倍以上)
が言われます。(どちらかひとつでもダメです)
1)も微妙な場合があって難しいのですが、2)の方が今回の問題になります。
2)はあくまで従来のレントゲン写真上の話なので、これをCT画像の場合にそのままあてはめて良いものか・・と言う意見です。
実際のところ、レントゲンでは問題ない様に見える歯でも、CTで見ると多くの根管充填済みの歯には少々〜の黒い影が確認出来ます。
そういう際どいのを全て”病変”と診断し出してしまうと、ちょっと話が違ってきてしまうのかも知れないなぁ、と言うことですね。
これはあくまで「際どい」ケースだけに関わる話なので、CTで「明らかに」影が出来てる様な場合は、診断としては迷う必要はありませんよ^^
(下に画像を添付します)
それと話が混同しているかも知れませんが、
「診断」
と
「治療計画」
は似て非なるものです。
jyunさんのCT像を拝見していないので分かりませんが、素人目にもはっきり、しっかりした黒い影が確認できたのなら、「診断」としては「根尖病変あり」で良いと思います。
そういう意味では、担当されたお二人の先生とも「診断」は同じですよね。
で、「治療計画」をどうするかは、他の先生方も書かれている通りですね。
jyunさんの歯の状態、かみ合わせ、通院環境、経済状況、価値観、さらには担当医の技術力、設備、考え方などにもよって判断は変わってきます。
とある研究で、同じレントゲン写真、同じ患者情報を元に、欧州の30人ぐらいの根管治療専門医たちがどの様な治療計画を立てるかを調査したところ、見事にどの歯も、「経過観察」から「抜歯」まで、様々に分かれてしまいました。
ですので、jyunさんがどうするべきかは、実際に多くの情報を持っている担当の先生とよく話し合うべきですし、十分に納得出来る方針が見つけられない場合は、他の先生とも実際に相談するのもひとつの方法かと思いますよ。
ところでファイバースコープではなくてマイクロスコープですよね?
CTとマイクロ持ってるだけでも超めずらしいですが(とか言いながらこのページに3軒・・^^;)、CTとファイバースコープは聞いたことがないですね。。
画像1 レントゲン写真
画像2 CT像
画像1 画像2
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