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[写真あり] CT画像から根管治療の必要性を診断することについて
jyun さん 女性  39歳
2009-05-19 04:02:08
こんにちは

右上6番の根管治療の再治療をするかどうか悩んでいます。

よく似たケースが過去の相談にあったので、参考にさせていただこうと思いますが、そこで触れられていた、CT画像の診断についてもう少し詳しく伺いたく書き込みさせていいただきます。

※もちろん、下記の回答を書き込まれた先生ご本人でなくても結構です。
先生方みなさまご意見いただければ幸いです。


以下過去の回答から抜粋させていただきます。

***

参考⇒根管治療の再治療を判断する際、レントゲンとCTどちらを信用するべき?

>現在のところ、は、ですが、根尖病変の診断はレントゲンで行うのが基本ではないかと考えます。

>CTだと感度が良すぎますから、CTで病変が写ったところでそれを要治療と判断するべきなのかどうか・・

>おそらく相当多くのが再治療の対象となってしまい、それはそれで問題が発生する気がします。

***

この文章中の

>CTで病変が写ったところでそれを要治療と判断するべきなのかどうか・・

これはどういうことでしょうか。
放置しておいても問題ない病変があるということでしょうか。



ーーーーーーーーーーーーーーーー

〈補足〉ここからは私の状況と思っていることです。

元は、右上7番(クラウン)に強い痛みと腫れがあり、破折等がないか再治療が可能か詳しく調べる目的でその辺りのCTを撮りました。

残念ながら7番は抜歯することになりましたが、その時のCT画像に6番(クラウン)の歯根にも大きな膿の袋と、周りの骨が溶けてしまっているのが写っていると説明を受けました。(画像を見ましたがそのように見えました)

6番はまったく痛みも、腫れもありません。

先生からは、今痛みがなくても早めに治療したほうがいいと言われました。
(根の先が少し曲がっているので、ファイバースコープ根管治療や、ファイバーコアを使った自費治療を勧められています)

一方、一年ほど前に別の歯医者さんで、右上4番5番の治療をしたときのレントゲンで、6番の根に少しかげがあるとは言われましたが、その時その先生は

「痛みがないならそのまま様子みるのも手です」

とおっしゃっていました。

このようなことから、再治療するかどうか悩み、こちらの掲示版で検索させていただきました。

また、実は、抜歯した右上7番は、CT画像では破折は確認できなかったのですが、開けてみたらぱっくり根が縦2つに割れていました。

それもあってCTは何を診断するのに向いているのか、少し疑問に思っております。

長い上にうまく説明できていない気がしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス(岐阜市)の渡辺です。

遅ればせながら・・

>CTで病変が写ったところでそれを要治療と判断するべきなのかどうか・・

↑私の回答ですね。
補足をしますね。

根尖病変の診断(と言うか根管治療の"失敗")には一応基準みたいなものがありまして、

1)根尖病変に由来すると思われる自覚症状
2)レントゲン写真上で、歯根膜腔の拡大(正常の2倍以上)

が言われます。(どちらかひとつでもダメです)



1)も微妙な場合があって難しいのですが、2)の方が今回の問題になります。

2)はあくまで従来のレントゲン写真上の話なので、これをCT画像の場合にそのままあてはめて良いものか・・と言う意見です。

実際のところ、レントゲンでは問題ない様に見えるでも、CTで見ると多くの根管充填済みの歯には少々〜の黒い影が確認出来ます。

そういう際どいのを全て”病変”と診断し出してしまうと、ちょっと話が違ってきてしまうのかも知れないなぁ、と言うことですね。

これはあくまで「際どい」ケースだけに関わる話なので、CTで「明らかに」影が出来てる様な場合は、診断としては迷う必要はありませんよ^^
(下に画像を添付します)



それと話が混同しているかも知れませんが、

「診断」



「治療計画」

は似て非なるものです。

jyunさんのCT像を拝見していないので分かりませんが、素人目にもはっきり、しっかりした黒い影が確認できたのなら、「診断」としては「根尖病変あり」で良いと思います。

そういう意味では、担当されたお二人の先生とも「診断」は同じですよね。



で、「治療計画」をどうするかは、他の先生方も書かれている通りですね。

jyunさんの歯の状態、かみ合わせ、通院環境、経済状況、価値観、さらには担当医の技術力、設備、考え方などにもよって判断は変わってきます。

とある研究で、同じレントゲン写真、同じ患者情報を元に、欧州の30人ぐらいの根管治療専門医たちがどの様な治療計画を立てるかを調査したところ、見事にどの歯も、「経過観察」から「抜歯」まで、様々に分かれてしまいました。

ですので、jyunさんがどうするべきかは、実際に多くの情報を持っている担当の先生とよく話し合うべきですし、十分に納得出来る方針が見つけられない場合は、他の先生とも実際に相談するのもひとつの方法かと思いますよ。



ところでファイバースコープではなくてマイクロスコープですよね?

CTとマイクロ持ってるだけでも超めずらしいですが(とか言いながらこのページに3軒・・^^;)、CTとファイバースコープは聞いたことがないですね。。




画像1 レントゲン写真
画像2 CT像

画像1画像1 画像2画像2

2009-05-14 14:40:48

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
全ての質問文と回答を見る際は、原文をお読みください。
原文を見る [写真あり] CT画像から根管治療の必要性を診断することについて
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