こんにちは。
過去ログも併せて読んで頂くと、第三者的に出せる意見は出尽くしてそうですが、私からも参考までに。
私も、皆さんと同じ意見です。
(一見色んな意見が出てますが、中身は似てますね^^)
特にニュアンスが近いのは回答4のタカタ先生かな・・。
下の7番であっても、自分だったら銀色よりも白い方がいいですね。
で、将来的に、上の奥歯ももしも被せ物になった際には、その時に出来るだけメタル・・と考えるのもひとつの考え方だと思いますよ。
奥歯で、セラミック+セラミックと言う咬み合わせが一番割れやすいですからね。
お茶碗とお茶碗を毎日何百回もぶつけてる様な感じです。
で、奥歯に白ならメタルボンド、ジルコニア、あとハイブリッドセラミックも候補になってくるのですが、現実的で無難なのはやはりメタルボンドかジルコニアかなと思いますよ。
詳しくは以下のページや、過去ログから上手に検索してみて下さい。
参考⇒クラウンTOP
メタルボンドとジルコニアの違いは他の先生のご説明にある通りで、臨床的には(今回の様に審美性に大して影響しない場合)どっちでもいい様な気もしないでもないです。
ただ、タカタ先生の様な手間のかけ方をされる先生&患者さんと言うのは世間的には極めて稀ですので、もしかしたらまた割れる・・と考えた場合。
割れても白いのはジルコニア(※割れ方にもよるのですが、食べ物が詰まる場合以外はそのまま使えなくもないです)。
メタル色がむき出しになってしまうのはメタルボンドですね。
担当の先生ももしかするとその辺りを考慮されている??かも知れませんね。
もちろん、割れないのが一番いいのですが・・
●中年以下
●男性
●ストレスの多そうな仕事
●前にも割れている
と言う条件からは、素直に考えるとまたおそらく割れますけどね^^;
"補綴物保護の観点"は、確かに考えても良いと思います。
細か〜い事を言うと、メタルボンドのコーピングと表面のセラミックは化学的に結合するのに、ジルコニアのコーピングとセラミックは機械的な結合だけなので(→メタルボンドの方が丈夫かも?)・・と言う話もありますが、臨床的には技術的な誤差の範囲かと思います。
つまりメタルボンドかジルコニアか、という事よりも、誰にしてもらうかの方が遥かに影響します。
もちろん、運悪く外してクラウンを作り直すことになれば、コーピングも外さなくてはなりませんが、それも患者さんが気に病むほどのことでもない様な・・。
あと7番の高さについてですが、理想的な数値というのもありますし、それを確保するために「クラウンレングスニング」と言う方法や、補助的保持溝と言う削り方を付与する方法なども一応あるのですが、それをここで詳しく論じていても意味はないでしょうね。
直接拝見されている担当の先生のご判断が一番かと思います。
また、歯の削除量についても、メタルだから、白だからで変わる高さの許容量?は、少なめに見れば0.5mm程度ですから、治療計画上は滅多に影響ないですよ。
白いのは高さがないから無理≒メタルだって無理
と言う理解でも良いと思います。
(他の先生からは反論もあるかも・・)
加えて、回答7山田先生、回答9佐藤先生の
>金属冠より少し多めに削ることにはなりますがそれほど神経質にならなくてもいいと思います。
>削る イコール 悪 では無いですよ。
は念をおしておきたいと思います。
よく誤解されるので。
と、大体これで回答になってますでしょうか。
担当の先生ともよく相談されて下さいね。
お大事にどうぞ。
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