岐阜市の歯科医院/歯医者 ノアデンタルクリニック

ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス

HOME
[写真あり] 親知らず抜歯と7番遠心歯肉縁下の虫歯治療について
dreaming apple さん 女性  22歳
2009-01-04 00:06:39
こんにちは。

こちらの掲示板はいつも参考にさせてもらっています。
回答してくださっている先生の皆様、お忙しい中どうもありがとうございます。

このたび私自身にも非常に気になる虫歯があり、その治療方針について質問させて下さい。

質問の前提として、「7番、遠心、歯肉縁下」に関する過去回答は一通り目を通しています。

それを踏まえた上でよろしくお願いいたします。


* * *

隣接する親知らずの影響で、右下7番の遠心歯肉縁下に虫歯ができてしまいました。

私としては、できるならば一生このとつきあっていきたいと思っており、そのために治療後の念入りなブラッシング定期検診は欠かさず続けていこうと思っています。


その上で、この場合の治療方針について、もっとも予後が安定する方法はどんな方法でしょうか。

先生によって様々な考えをお持ちだと思いますので、それぞれの先生のお考えを聞かせていただき、今後主治医との治療方針の相談に役立てたいと思っております。


虫歯箇所としても非常に高い技術レベルが求められる場所であり、その点で自由診療を前提としてお願いいたします。

見にくい写真で申し訳ありませんが、虫歯の位置の説明には有効だと思いますので、レントゲン画像(パノラマからの切り抜き)をアップしました。(左右反転しております)


実際、親知らずを抜いてみないと虫歯の様子はわからないと言われており、写りの悪いレントゲン1枚では情報不足だと思いますが、適時一般論を補足しながらご説明いただければ幸いです。


ちなみに、治療方法の候補として、
 コンポジットレジン
 ハイブリットコンポジットレジン
 グラスアイオノマーセメント
 コンポマー
 インレー
 クラウン
を考えていますが、できればインレー、クラウンは避けたいと思っています。

どうしても磨きにくい場所になってしまうため、グラスアイオノマーセメントの予防効果に期待するべきでしょうか。

また、歯肉縁下までレジン充填をした場合、歯肉の回復はどのようになるのでしょうか。
通常、歯肉縁下で歯と歯肉は癒着していますが、CR表面上では常に歯周ポケット状態になってしまうのでしょうか。


また、担当歯科医には、場所的にラバーダムが使えないため、衛生士2名のサポートのもとに防湿を徹底すると言われていますが、7番遠心でもラバーダムをかけている場合も見かけます。

マイクロスコープを通してミラーテクニックで治療を進める上で、ミラーの防曇を考えた上でもラバーダムがあった方がよいのではと思うのですが、これは技術的な限界でしょうか。



投稿文が長くなり、お手数をおかけして申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。

画像1画像1

ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス(岐阜市)の渡辺です。

こんにちは。

またマニアックというか・・。
担当の先生も凄そうですね。

もしも自分が「患者さんの立場だったら」、クラウンですかね。
型を採って作りますし、防湿も神経質にならなくて済む分、比較的誰にやってもらっても無難?ですからね。

とは言え担当医は相当選ぶと思いますが・・。



あとは担当の先生のお話を聞きながら、これが自信ありそうだな、と言うのをかなり重要視します。

dreaming appleさんの文面からは、コンポジットレジンなんかも良さそうですね。
スゴ腕っぽいですし・・。
自分ならラバーは諦めるケースだと思います。



ハイブリッドコンポジットレジンは、直接法のハイブリッドセラミック充填のことでしょうね。
大体は操作性が悪いですから、かえって微妙なところかも知れませんね。

グラスアイオノマーセメントは防湿がシビアにならなくて済むと言うメリットがあるのですが、技術的になんとかなるならコンポジットレジンの方が物性的にいいかなと思います。

コンポマーもそんな感じですね。
(※最近あまり言わないと思いますけど、グラスアイオノマーとコンポマーやコンポジットレジンの境目はほとんどなくなってきていますよ。)

インレーは個人的に嫌いですが。。
でも間接法と言うメリットが非常に大きいですから、クラウンに抵抗があって、上手な先生の自費診療と言う前提ならこれも十分ありだと思います。



歯肉の付着については、あくまで「あわよくば」と言うレベルですね。

少なくとも組織学的に全くの正常にまではならないですが、ある程度までの可能性があるとしたらレジンですかね・・

でも過剰な期待はしない方がいいでしょうし、どうあれ半埋伏親知らずを放置しておくよりははるかにいいですからね。

それにまずそれが問題になることはないと思いますよ。

理想的にはやっぱり、虫歯になる前に抜いておけば・・と言ったところですよね^^;



タカタ先生もおっしゃる様に、敢えて削らずに経過観察をすると言う選択もあるかも知れません。

ただ、この部位の治療をするのなら、肉の下がっている早い時期の方がやりやすいという面はあるでしょうね。

経過観察するか、今治療に踏み切るかは、実際に問診しながら見てみないと、判断出来ないところです。

少なくとも年齢からは、進行していくリスクも低いとは言い切れない様に思いますよ。



結局のところ、『担当の先生のお勧め』が一番お勧めですね。


ご参考までに。

2008-12-05 01:12:57

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
全ての質問文と回答を見る際は、原文をお読みください。
原文を見る [写真あり] 親知らず抜歯と7番遠心歯肉縁下の虫歯治療について
メインカテゴリ 抜歯(抜けた・抜く予定) <843>
虫歯(むし歯) <747>
親知らず(親不知) <245>
詰め物、インレー <528>
その他 <1495>
サブカテゴリ 虫歯治療 <389>
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) <160>
レジン(白いプラスチック) <230>
親知らずの抜歯 <147>
その他(歯科治療関連) <218>
その他(写真あり) <734>
親知らずの隣の歯(7番)への影響 <25>
水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) <43>
歯科相談 メインカテゴリ一覧
歯医者さんの探し方 <81>
抜歯(抜けた・抜く予定) <843>
歯の異常・トラブル <520>
歯の痛み <508>
知覚過敏 <31>
虫歯(むし歯) <747>
歯の根っこの病気・異常 <342>
根管治療(神経・根の治療) <1081>
歯茎(歯ぐき)の病気・異常 <455>
歯茎(歯ぐき)の痛み <118>
歯周病(歯槽膿漏) <477>
歯列矯正(矯正歯科) <645>
歯並び(歯ならび) <330>
噛み合わせ(咬合) <166>
歯軋り(歯ぎしり) <76>
顎関節症 <61>
審美歯科・美容歯科 <263>
歯のホワイトニング <69>
口臭 <25>
親知らず(親不知) <245>
上顎洞炎(蓄膿症) <29>
小児歯科・子供の歯 <211>
妊娠〜出産〜授乳 <72>
歯磨き(プラークコントロール) <257>
舌、粘膜、唇の病気・異常 <36>
アレルギー(過敏症) <102>
麻酔 <53>
薬剤 <49>
レントゲン・CT <122>
歯科恐怖症 <36>
治療費・費用 <203>
医療ミス・裁判・不信感 <511>
詰め物、インレー <528>
クラウン(差し歯・被せ物) <990>
支台築造(歯の土台) <179>
インプラント <474>
ブリッジ <464>
部分入れ歯(部分義歯) <151>
総入れ歯(総義歯) <22>
衛生士・技工士・歯科助手 <110>
専門的な質問 <562>
歯科と全身疾患 <112>
海外 <260>
その他 <1495>



このページのトップへ戻る
〒500-8469 岐阜市加納竜興町2-20  ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス
TEL:058-216-4618 日祝休診