右上8番の根管治療についてご相談いたします。
5週間前に、右上8番の根管の再治療を開始しました。
私は慢性腎炎(IgA腎症)を患っているのですが、この消毒を始めると、(+)〜(2+)だった尿蛋白が減り始め、10日後あたりから(−)から(±)で推移するようになりました。
また、足の指が黒く固くなっているところにかゆみがありましたが、消毒後に黒い皮膚がはがれ、中から正常な皮膚が出てきました。
さらに長時間歩くと、足親指裏側がしびれるという症状もあり、調べたところ、バージャー病の症状とまったく一致していました。
これも歯周病細菌から発症するといわれています。
最初の根管治療は5年前でした。
その1年後に慢性腎炎となり、尿蛋白が出始めたのです。
今回、根管治療の消毒で、尿蛋白や足の指のかゆみ、しびれが改善したことから、歯根の炎症が慢性腎炎やバージャー病の原因となっていることを確信いたしました。
これだけなら喜んでいいことなのですが、歯科材料のアレルギーにより、体中に激しい発疹とかゆみ、浮腫みに悩まされるようになったのです。
そこで、何度も仮の詰め物や消毒の種類を変えましたが、アレルゲンがわからず、消毒を抜き、レジンで仮封をしている状態が2週間続きました。
皮膚科にてアレルゲンの検査結果が出るまでの予定だったのですが、歯科医で用意された書類をもって皮膚科にゆくと、サンプルがないとパッチテストできないこと、サンプルがあっても安全性が証明されているものでなければテストできない、また、皮膚に浸透してゆくものでなければテストできないとのことで、結局わからずじまいでした。
一方、レジンでの仮封では、発疹が起きないことから、以前に使用した詰め物がアレルゲンであることがわかりました。
ところが、案の定、心配していた通り、消毒を抜いた状態で10日後から、また尿蛋白が出始めてしまったのです。
再度、歯科医にて消毒を開始しました。
幸い、今は尿蛋白が減りつつあります。
ところで、心配なのがやはり再発なのですが、新刊書籍「虫歯から始まる全身の病気」では、「歯の根管治療で消毒したり、抗生剤を使っても、歯の細菌が死滅することはないと」と記されています。
歯の象牙質とセメント質は、どちらも多孔体でその非常に長くせまい穴に細菌が棲みついてしまい、病原性が増し、さらにその毒性が強くなるとのことです。
根管治療の歯がある限り、その感染がずっと続くそうです。
書籍の象牙質の拡大写真には、多数の穴の中に生息するおびただしい数の細菌が映し出されています。
こちらの掲示板では、ラバーダムを使用すれば、再発率は10%と聞いております。
でも、消毒や抗生剤で穴の中の細菌が死滅しないのであれば、ラバーダムを使っても同じなのではないかと思ったのです。
現在、歯医者さんのあいだでは、象牙質の長い管の中に棲みついた細菌について、どのような見解がされているのでしょうか?
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