こんにちは。
最終章に向かって、盛り上がっているご様子ですね^^
>コンタクトが確保できていないと食片圧入が起き、歯周病を誘発するとのことで回答者の先生方も重視されているようですが、その点が今ひとつしっくり来ないのです。
えー、実はまぁ・・自分も同じです。
正直言ってあまり気にしていません。
もちろん教科書的な「適正」と言うのがありますから、良いにこしたことはない程度には頑張っていますが、少々のことは良いと思っています。
特に隣接面のレジン充填では、自分程度のウデではそうそう思い通りにはいかないですから、患者様にも最初からその様に説明しています。
文献ベースではなくて私見ですが、隣接コンタクトの多少の狂い(※極端なのは除いて)については、すぐに周囲の歯が動いてきて適正範囲に収まると思います。
結局、いいぐらいの加減で、歯はお互いに押し合っている訳です。
コンタクトが当初きつくても、ゆるくても、何日か経ったら一緒。。。。と考えてます。
それと歯周病との関連ですが、
・食片の圧入→局所的歯周病の発生
これは教科書にも書いてある図式なのですが、これおかしくないですか?
歯周病の原因はご存じの通り細菌感染ですから、食片そのものや、食片の圧力(?)で起きる訳ありませんので、ちょっとこじつけすぎ?な印象を持っています。
>なぜなら自分の歯で考えると、無傷でコンタクトのきつい歯がズラッと並んでいる箇所にも、空隙にたくさん食べ物が引っかかります。
ですよね。
食片が詰まるのに、コンタクトの接触圧の問題がしめる割合は少ないと思います。
対合歯との咬み合わせの関係や、噛みつぶす時の食片の流れる方向、コンタクト直近の歯面形態などが複雑に関係しています。
ですから隣接コンタクトの形態を補綴物やレジンで作る際は、「コンタクトの接触圧」よりも、「見た感じの綺麗さ」を優先して形態付与していった方が良い結果が得られそうに思います。
私見ですよ(笑)
>「コンタクトポイントにレジンが来るのはあまり好ましくないってのを最近勉強しました。ホント目からウロコでした」
この件の真相は私は分かりませんけど、
(というかコンタクトポイントって、咬合面を指してる場合もありますけど??)
隣接コンタクトも歯がそれぞれに複雑に動き合ってこすれていくウチに、すり減って形態が変わるのでそういうことを指してるのかなーと思います。
たしか、某咬み合わせに超うるさい超有名な先生の話絡みではなかったですかね。
当然、自分的には何にも気にならないですけど・・。
それと以前にも主婦Aさんのスレッドで書きました様に、隣接面を削る、しかもそこに元々虫歯が出来ていた、というのは、修復した隣接面よりも、それに接する方の隣接面の方にも色々とリスクがあります。
つい、バーが当たって傷つけてしまうことも非常に多いですし、ただでさえ虫歯リスクの高い部位なのですから、プラークが停滞しない様な工夫もできればしたいところですね。
現実的なところでは死ぬほど研磨して、あとは患者さんのセルフケアに任せるぐらいしかありませんが、私は材料のこだわりもあります。
むかーしむかしのスレッドに書きましたが、普通レジンそのものは水と馴染みが悪く、プラーク停滞性の強い材料なのですが、水と馴染んで、ついでにフッ素が徐放する(と言う話の)レジンを使います。
咬合にこだわりの先生だと、隣接コンタクトには硬いレジン(一般的にはフロータイプでない方で、操作性が悪いペースト状)を使わないと! と言われる先生も多いのですが、私は気にしてません。
他の先生方には怒られそうですが(特に泉谷さん・・^^;)、臨床経験的には隣接面のレジン充填をして、「あ、今日は緩くなってしまったな・・」と思っても、次回来院時にチェックすると、「いいぐらい」になってることがほどんどですよ。
大体身体で良い方向に変化してくれてる気がします。
どうしても隣接面に食片が挟まって不快でしたら、主婦Aさん得意の「お直し」と言う手もあれば、それからレジンベースのインレーなりクラウンなりを考えても良いと思いますよ。
たまーに過去のスレッドを引用するために「主婦A」で過去のご相談を検索することがあるのですが、気付くと結構な量になってますよね(笑)
主婦Aシリーズはなかなか読み応えありそうです。
小臼歯MODのレジン充填、チャレンジングで個人的には好きです^^
また結果を教えて下さいね。
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