岐阜市の歯科医院/歯医者 ノアデンタルクリニック

ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス

HOME
[写真あり] 歯折の危険があると言われ、歯内療法の再治療法で混迷中
ハンカチ さん 女性  35歳
2008-07-09 05:38:02
こんにちは。歯内療法について、相談させてください。

去年の秋に、隣の県のA医院で、10年前抜髄した左下5番の金属を取り替えました。

今回「薬が奥まで入っていないので入れないと」とのことでしたが、このの来歴を正確に知らせようと「10年前に先生が直してくれたところです」というと、先生は慌てて「良い処置がしてあるから薬入れないで大丈夫」とおっしゃり、歯内療法はせず新しい金属をかぶせました。


仮詰めの間は痛みませんでしたが、金属を入れてから噛んだときの痛みや打痛が出ました。
高さを調整しましたが治りません。


隣の県まで行ってA先生に診てもらったのは、この先生がとても上手で、かみ合わせもばっちり作ってくれるからなので、今でも信頼しています。

10年前に歯内療法してもらった別の右下の歯も、今でも調子がいいですし。
でも隣の県まで通うのが難儀になってきたので、続きは近くの病院でしてもらうことにしました。

その頃痛みのあまり焦っていろいろ調べて、このHPなどで歯内療法というものについて知りました。


数ヶ月前、割と近くにあるC大学病院に行き、CTを撮ってもらいました。
保険では出ないためか、「研究目的」として無料で撮ってくれました。ありがたい話です。
ただしその手配をしてくれた初診の先生と、以下のC先生は別の人です。)

歯の根の先にレントゲンでは写らなかった膿の影がしっかり写っていました。

最近は痛みはあまり出ないのですが、それは治ったからじゃなく慢性化したからとのこと。


C先生が言うには

詰め物が太くて、治療すると歯が折れるかもしれない。
すると抜歯になるから、治療せず様子を見たほうがいい。
抗生物質などを飲みつつ」

とおっしゃいました。
が、全体に、よそよそしく診たくなさそう〜な、治療せず帰って欲しそう〜な様子が濃厚でした。


思い切って
「ぶっちゃけ、私が小うるさいから診たくない等ありますか」と聞いてみると
「…あなたでなく、その歯がいやだね」
とボソっとおっしゃいました。


このHPでも拝読しましたが、やはり根の治療というのはあまりおやりになりたくなかったらしいです。

A先生は「歯折するかもしれないから、やらない」ということはおっしゃらず、根の治療はやってくれるとおっしゃっていました。

もしかしてもしかすると、C先生は根の再治療というやっかいごとを回避するために、「歯折するかも」とおっしゃっているだけかも…?

でもそうじゃなくて、本当に歯折の危険はあって、なのにA先生はそれに気づいていないだけなのかも…?
(信頼はしていますが、前述のように途中で言うこと変えたりなさることもあるので、分からないものがある。)

治療するのと治療しないの、どちらがいいのか判らなくて、非常に悩んでいます。


----質問----

(1)C先生の許可を取ってCTの画像を携帯で撮ってきました。
この歯の薄さと膿の大きさをご覧になってみて、「歯折の危険があるから、根の治療はしないでおいた方がいい」という意見をどうお思いになるか、お教え下されば幸いです。

金属を取ってやり直したら歯折しそうですか?
また逆に、このまま薬をのんでなだめつつ過ごすということをしていて、大丈夫でしょうか。


(2)もし、「確かに歯折しそうだが、この膿からすると根の治療もしないとまずい」という場合、ほかにどんな治療が考えられますでしょうか。

抜歯だけは本当に本当に避けたいです。

歯茎の方から切開して治す(その治療中に歯折するから、それもうちではしないとC先生はおっしゃっていましたが)

・金属を取り外さず、その真ん中に穴を開けてマイクロスコープなどで覗いて治す。
等についてどうお思いになるか、ご教示いただければ幸いです。


(3)もし、「金属の真ん中に穴を開けて治療」が可能で、しかもベストだとしたら、そのような治療をして下さる先生をご存知だったら、お教え願えれば幸いです。
自由診療でもかまいません。


(4)金属の詰め物の先端の両端に見える黒い影はなんですか?
(ピンクの矢印のあるところです)

C先生はそれを見て「もう折れてるかも」ともおっしゃっていましたが、折れてたらCT画像についていた放射線科の先生の所見に、そう書いてあるのではとか、「CT画像は数回しか見た事がないから、僕は分からない」ともおっしゃってたから、違うかもしれないし等、悩んでいます。


(5)抗生物質は保険では三日しか出ないそうですが、もし飲み続けることができたとして、何日間も飲み続けていたら、体に悪い等ありますか。


以上、長文で申し訳ありません。
よろしくお願い申し上げます。

画像1画像1

ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス(岐阜市)の渡辺です。

こんにちは。
これは判断が分かれても仕方ないですね。

(えーと、書き込みしてる間に返信がつきましたが・・)」

>(1)について

現在はこのが原因で症状があるのですよね?

であるなら何らかのアクションが必要です。
飲み薬では根本的な解決になりませんので

再根管治療(コアの除去をする or しない)
歯根端切除術
意図的再植術
抜歯

の中から、主治医の先生と話し合って選ばれて下さい。
それぞれに一長一短、リスクがあり、どれが正解ということはないですよ。

特に今回の様な場合は、メタルコアの太さもある程度ありそうですし、悩んで当然だと思います。
(それぞれの方法についての詳しい話は、過去のスレッドに何度も書いていますので、検索してみてください)


>(2)について

過去スレッドにも書いてありますが、(歯茎の方から切開して治す)外科処置を希望される場合は、少なくともマイクロスコープは使用出来る先生にお願いされた方が良いと思います。
自費になる可能性も大)

中には膿だけ掻き出して終わる先生もおられますから、事前によく話し合われて下さい。

コアを外さない処置は、担当の先生が自信を持って、マイクロスコープも使用して行う分には大丈夫だと思います。

専門医の先生は割とよく行う方法ですが、難易度は非常・・に高いです。
担当医の先生が信頼出来るなら良いと思いますよ。


>(3)について

ベストかどうかは分かりませんし、そういった特殊な方法については主治医の判断だと思います。

あまり細かい治療方法まで、患者さんや第3者が指定するべきではないかと。


>(4)

私もメタルアーチファクトだと思います。

ただしそれで画像が乱れているのは事実ですが、その影がどうなっているかは分からない訳です。
破折や穿孔パーフォレーション)もないとは言い切れませんね。

実際には通常のデンタル撮影写真や歯周ポケット検査などと併せて診断しないといけませんよ。

それと因みに、金属も膨張して写ります。
この画像で見たほどにはメタルコアは太くないと思いますよ。


根尖病変があるのは間違いありませんが、だから「=再治療の必要あり」ということではありません。


それと以前にも書きましたが、CT画像だけで根尖病変の診断をするのにはやや疑問も感じます。
(今回の様な大きいのはいいのですが、画像が鮮明すぎて、小さいものはほとんどの歯で見つかってしまうので。)


>「CT画像は数回しか見た事がないから、僕は分からない」

と言われた通りで、正直な先生だと思いますが、タダでして貰える仕事って、そんなものだと思いますよ。






で、えーと、ご質問が増えてますね^^;

>「歯折しそうだから、このまま置いておく」のは良い事ではないんですね。
>やっぱり膿は、そのままでは体にまずいのですか?(質問6)

? 何か誤解されてる様な・・

何らかの処置はした方が良さそうだけど、コアを外そうとすれば破折はするかも。と言うお話かと思いますよ。

膿もあるのは間違いないですが、それがまずいかどうかはまた別の問題で。。
自覚症状が出ているなら何らかの処置はされるべきです。



>歯茎を切開して中身をきれいにして縫う、という方法だったら、歯折する危険性が低くないでしょうか?(質問7)
>今、歯折・穿孔がないなら、そのような外科的方法で治療したら、上部の金属や歯には手をつけずに治療できるのでは、とも思ったのですがいかがなものでしょう。

おっしゃる通りです。
それが外科処置のメリットですし、外科が得意な外科の先生は好まれる傾向もありますが、手術自体が大変、本当に適切な処置を出来る先生が少ない、失敗すると後がないかも・・に加えて、左下の5番だと手術の偶発症として神経マヒの危険もあります。

最初に書きました様に、どの方法も一長一短リスクあり、ですよ。

こちらのサイトは参考までにして、結論は実際の主治医の先生と一緒に悩みながら、出された方が良いかと思いますよ^^

主治医の先生の技量も非常に大きな要素ですからね、「先生の歯だったらどうしますか?」とか、この先生ダメだな・・と感じてしまった時には根管治療の得意そうな先生を探して転院するとか、そういうことが現実的だと思います。

お大事にどうぞ。
2008-06-17 12:22:44

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
全ての質問文と回答を見る際は、原文をお読みください。
原文を見る [写真あり] 歯折の危険があると言われ、歯内療法の再治療法で混迷中
メインカテゴリ 歯の根っこの病気・異常 <342>
根管治療(神経・根の治療) <1081>
その他 <1495>
サブカテゴリ 根管治療の治療法 <442>
根管治療の失敗・再治療 <154>
根管治療後の痛み <171>
根管治療に関するトラブル <217>
根管治療その他 <295>
その他(写真あり) <734>
歯根破折 <88>
歯科相談 メインカテゴリ一覧
歯医者さんの探し方 <81>
抜歯(抜けた・抜く予定) <843>
歯の異常・トラブル <520>
歯の痛み <508>
知覚過敏 <31>
虫歯(むし歯) <747>
歯の根っこの病気・異常 <342>
根管治療(神経・根の治療) <1081>
歯茎(歯ぐき)の病気・異常 <455>
歯茎(歯ぐき)の痛み <118>
歯周病(歯槽膿漏) <477>
歯列矯正(矯正歯科) <645>
歯並び(歯ならび) <330>
噛み合わせ(咬合) <166>
歯軋り(歯ぎしり) <76>
顎関節症 <61>
審美歯科・美容歯科 <263>
歯のホワイトニング <69>
口臭 <25>
親知らず(親不知) <245>
上顎洞炎(蓄膿症) <29>
小児歯科・子供の歯 <211>
妊娠〜出産〜授乳 <72>
歯磨き(プラークコントロール) <257>
舌、粘膜、唇の病気・異常 <36>
アレルギー(過敏症) <102>
麻酔 <53>
薬剤 <49>
レントゲン・CT <122>
歯科恐怖症 <36>
治療費・費用 <203>
医療ミス・裁判・不信感 <511>
詰め物、インレー <528>
クラウン(差し歯・被せ物) <990>
支台築造(歯の土台) <179>
インプラント <474>
ブリッジ <464>
部分入れ歯(部分義歯) <151>
総入れ歯(総義歯) <22>
衛生士・技工士・歯科助手 <110>
専門的な質問 <562>
歯科と全身疾患 <112>
海外 <260>
その他 <1495>



このページのトップへ戻る
〒500-8469 岐阜市加納竜興町2-20  ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス
TEL:058-216-4618 日祝休診