先生方、こんにちは。
現在、根管の化学的洗浄について調べています。
NaClOの濃度の違いによる殺菌効果の差について、以前渡辺先生が紹介されていた文献(Bystrom & Sundqvist 1985)では、0.5%と5%で比較して有意差がないということですが、それでは作用時間はどうなんだろうということが気になりました。
根管内のバクテリアに対して十分な殺菌効果が得られる作用時間(および濃度)というのは、どのぐらいが目安なのでしょうか。
ことに気になるのは、Enterococcus faecalis のようにアルカリに対して強い耐性を示して除去しづらく、水酸化カルシウムにも抵抗を示す菌に対して有効な作用時間(および濃度)がどれくらいなのかということです。
(まったくの無菌化は不可能であること、現実の治療では制約があり出来ないこともあるということは十分に承知しています。しかし、それはさておいて研究結果ではどうか、また権威者の意見はどうなのかといったことを、ひとまず知っておきたいのです。根管充填を目前として‥)
多忙な先生方に出来るだけ頼るまいと、このところずっと自分なりに出来る範囲で文献検索していたのですが、うまく情報を見つけ出せず質問させて頂く次第です。
面倒な質問で申し訳ありませんが、もしもご回答くださる先生がいらっしゃれば大変うれしく思います。
よろしくお願いします。 |