こんにちはー!
・・と、明るく参加してみたり。
まあみなさん落ち着いて^^;
ご質問に戻って、私の見解も書きます。
>質問? この「セメントを削る」ということは、あくまでもセメントを削るだけであって、歯までは削られないのですよね?
よほど慣れてない先生なら別ですが、実際には問題となるほど歯質を削ることはないですよ。
レジンや金属などと違って、そんなに硬くないですし、歯と色も全く違うので見分けがつきます。
接着力もないですので、薄っぺらくなるまで削ったらあとは何か細い器具でペリッと剥がせます。
また選択に関しても、欧米の専門医でも一般的に常用される、信頼出来る良い材料ですよ、ストッピングと違って。
ただし理想的には厚みが3.5mm以上と言うのが条件の様ですね。
これについては担当の先生の手技に任せて下さい。
文献は色々あるはずなんですが、適当そうなのが見つからない・・
例えばこれ↓
Leakage of food-borne Enterococcus faecalis through temporary fillings in a simulated oral environment.
Kampfer J, Göhring TN, Attin T, Zehnder M.
Int Endod J. 2007 Jun;40(6):471-7. Epub 2007 Apr 24.
⇒論文はこちら
まだ読んでる途中なんですが、これ面白いんですよ。
(欧米の)根管治療で失敗した根管から高率で検出される細菌(Enterococcus faecalis)の侵入につい調べられた論文です。
水硬性セメントを2mmだとちょっとアレだったけど、4mmならOKでしたよ、と言う結果です。
最近知ったのですが、Enterococcus faecalisって、腸内細菌で、唾液の中には通常いないみたいなんですよ。(なんですか?誰か教えて下さい)
一体どこから来るのだろう・・と思っていた時に見つけたのがこの文献で、なんと食事中に仮蓋の隙間を通って侵入してくる?? のかなと。
研究では市販のチーズを使ってますね。
真相は知りませんが、やっぱり仮蓋は大事だと思い知りました。
と言うことで、水硬性セメントは全然OKですよ>佐藤先生
>質問? 根管治療中で敏感な歯に対して、セメントを削る行為は影響するのでしょうか?
問題ないでしょう。
探せば例外はあるかも知れませんが、その程度です。
>質問? 最終的な仕上げの前に歯周病治療(予防?)のクリーニングを行い、歯茎を丈夫にしたうえで仕上げ、というのは理解できるのですが、私のように、歯周ポケットの深さが左右上下共1〜5番まではすべて2、奥歯6番以降はすべて3という状態で、2回のクリーニングをしたところで、クリーニングをせずに仕上げた状態と比べて大きな差は出るものでしょうか?
その様にやって、悪いことはないです。
>質問? 歯周病予防のために、以前通っていた歯医者さんで(母が)勧められた「アセス」を自己判断で時々使っているのですが、これは歯周病の症状がなくても、予防のために使って大丈夫なのでしょうか?
普通のフッ素入りのものを、(虫歯予防の目的で)使われた方が良いと思いますよ。
当サイトでは、患者さんに「いらない知識」をつけてしまっている一面があります。
正しい知識ばかりでもないですし、歯科医院側にとっては迷惑なサイトかも知れません。
知らない方が幸せということも・・。
歯科医の先生もそれぞれで生活や人生をかけて一生懸命取り組んでおられます。
患者さんは、診断はもちろんするべきではありませんし、治療に使用する材料、方法なども細かく指定するのもどうかな・・と思いますよ。
ただし主治医の選択は自由です。
(フリーアクセスというやつですね)
ただ実際にはゆっくり相談する時間もなかったり、専門用語が多くて訳がわからなかったり、なんとなく不安になったりすることが多いかと思います。
歯医者ってだけでしゃべりにくいですよね。
子供なんて顔見ただけで泣き出したり・・。
当サイトの、異常にマニアック、なのに一応患者さん向け(?)な情報は、担当の先生の考え方を知ったり、効率よく相談したりするのにうまく利用されて下さいね。
生半可な知識は諸刃の剣となりますからね・・活用には十分ご注意下さい。
参考→歯チャンネルの情報はマニアックですが、現場ではどう思われている?
そして信頼できる先生が見つかったら、もうこのサイトには戻ってこない様に・・(←半分冗談です)
ご自身で納得出来る選択をされて下さいね。
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