岐阜市の歯科医院/歯医者 ノアデンタルクリニック

ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス

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根の治療中に炎症が起きて、骨が広範囲に溶けた!
さっちん さん 女性  27歳
2008-02-14 04:43:40
こんばんわ。
いつもこちらのサイトで勉強させていただいてます。

11月下旬に左下6番の神経を抜きました。

(医院長先生がレントゲンをみて「神経をぬきます」とだけいわれ、若い女性先生が実際の治療にあたりました。)

《※この歯科をA歯科とさせてもらいます》


12月中根の治療を大体週1のペースで行い(その間、頬の上から触ると少し腫れているような感じはありました)、12月26日頃根を充填しました。

その時、歯茎が少し腫れていたので先生に伝えると、

「5番側の虫歯が深かったので歯茎にごみがつまりやすくなり腫れている」

といわれ、黄色の液状の消毒?をされて帰りました。

その2日後位からだんだん腫れがひどくなり左側の顔全体がずきずきしだし、頭も痛く年末年始は横になっていましたが、歯医者も休みだし我慢していましたら、1/3には痛みはなくなりました。

ただ歯茎が盛り上がっていて、1/7に診察を受けた際には、

「またごみがつまって、歯茎が増殖していますね。今日は土台の型を取るので歯茎の形を整えます。」

といわれ、麻酔を打った直後レーザーのようなものをあて(当てている間痛い瞬間があるので伝えると麻酔を追加されました)増殖部分を取り除かれました。

その日は型をとり、痛み止めと化膿止めをもらい、帰りましたが、帰宅中もずきずきしていて、家族に頬が少し腫れてるといわれたので、急いで夕食を食べ、薬を飲むとしばらくして痛みはなくなり、腫れもひいたようでした。

しかし、このサイトを見てこのまま土台を立てることに不安を覚え、1/15近所の母の行き着けの歯医者《※B歯科とさせてもらいます》でレントゲンをとってもらったところ、

「歯の根の周りの広範囲の骨が恐らくとけている」

という診断でした。

(写真では深さは根の少し先まで、横の幅は5番のかなり近くから7番側の根までが黒く移ってました)

先生はかなり驚かれていて、

大学病院でCT等を撮って調べたほうがいい」

といわれ紹介状を書いていただいてA歯科に歯科を移りたい旨伝え(担当医はでてきませんでした。受付の女性と伝言でやりとり)、初診で訪れた時(11月)にとったパノラマレントゲンを借り、1/22に大学病院へ行きました。

(状況としてはフィステルができ大きくなっていました)

またレントゲン(パノラマ・6番周辺)をとり、やはり黒い影が大きく写っており、歯周科→口腔外科とまわり、

「1/22のレントゲンでは6番の根・骨はまったく正常に見えるので、たった2ヶ月で今のような状態になるのは考えにくい。骨髄炎やガンや他の病気の可能性も疑ってCT(造影剤ありとなし)をとって、その後、歯茎を一部とって検査する。いずれにしろ抜歯になります」

といわれました。
 
私は最初に治療を受けたA歯科に不信感をもっていたので、

(根の治療中、歯科衛生士と治療とは全く関係ないことでおしゃべり、麻酔の時麻酔液が口の中に飛び散る、根の治療中バキュームをあまりつかわないので、唾液がすごくたまるし、治療中の根にいろんな液体がとび散っている、説明がほとんどない)

「最初の治療でなにか治療中にあったんじゃないかと思うんですが」

と聞くと、

「例え治療でなにか(ミス)あったとしてもこんな風に骨がとけることはないよ」

といわれました。

現在CTの結果がでて、

「腫瘍などはみあたらないので画像を見る限りでは、根の炎症がおきて膿がたまって骨が溶けているようだ。でも小さな腫瘍などはCTに移らないこともあるので念のためが歯茎を少し取って検査にまわします。万が一腫瘍や他の病気があれば下手に抜歯すると病巣?が拡大するおそれもあるので。検査の結果なにもなければ、抜歯して膿をとります。」

といわれ、

「根の病変等で炎症がおきているとして、こんなに急に(1ヶ月)で骨が広範囲にとけるんですか?」

と聞くと、

「・・・かなり急激な炎症だったんでしょうね」

といわれました。
明日切り取った歯茎の検査結果がでます。

大変長くなりましたが、お分かりになる範囲で教えてください。


1.根の治療による炎症だとして、こんなに早く広範囲に骨がとけるものなのでしょうか?そういう症例はありますか?

(また、上記の治療過程の中でここが原因なのでは?というところがあれば教えていただきたいです)


2.B歯科では問題の歯には全く触らず、なぜこうなったのか意見を求めると明言をさけられました。

(「先生はだいたいこの歯になにがおこったか、おこってるか予測している口ぶりですね?」と先生につっこむと「うーん。。。そうだね。。。ちょっとそれは勘弁してください」といわれました)

自分で治療した歯でもないし、治療過程をみたわけではないから、断定できない・しないのもわかるのですが、先生の口ぶりが気になり、やはり前の歯科での処置に問題があったのでは?と思ってしまいます。

(A歯科の医院長が自分と同じ大学病院出身で先輩だとB歯科の先生おっしゃっていたのでB歯科の先生も大学病院の先生もA歯科をかばっているのかな・・・など考えてしまいます。そういうことはあるのでしょうか?)


3・「急激な炎症」で今のような状態になったかもしれないと先生方はいっているのに、

「根の充填から1ヶ月も放置して、膿がひろがったり、骨がどんどんとけて他の歯まで影響したりしないのですか?」

ときくと、

「急激に症状が進むことはないと思います」

とこの1ヶ月間言われ続けたのですが、なぜ、そういえるのでしょうか?。。。
   
私としてはまた急激に骨が溶けるのではないかと気が気ではないので、何かそういわれる根拠があるのでしょうか?

B歯科でも歯科大でも詰め物をあけて根を見てみるわけでもなく、レントゲン、CTなど検査ばかりなので実際歯の下がどんな状況になっているのか不安です。
   

4・根の治療や親知らずの移植などの抜歯以外の選択肢はもうないのでしょうか?
  
567でブリッジといわれましたが、

「5の近くまで骨がとけているようなのですが、ブリッジにして5は耐えれますか?」

ときくと、

「うーん、じゃあ4567でブリッジかな?あとは親知らずの移植とか?いや、やめたほうがいいかな」

と、いわれ骨が溶けていても歯の移植は可能なのか聞こうとしたら、「あなたは歯医者なの?」といわれてしまいました。。
 
このようにいわれサードオピニオンを受けたほうがいいのかも迷っています。
(私が歯科医に疑心暗鬼になりすぎてるもかもですが)


5・もし、{根の治療中に細菌が入り根が炎症を起こし、膿がたまり骨が溶けた」として、A歯科に責任は問えないのでしょうか?

(治療費と交通費くらいは出していただきたい気持ちです)

また、A歯科にこの件をつたえるならば抜歯前の方がいいでしょうか?
(もう歯がないのでうちではわからない等いわれるかな・・・と)

簡潔に。と注意書きがあるのに長々とわかりづらい文章で申し訳ありません。
アドバイスいただける部分だけでもご回答いただければと思います。

よろしくお願いします。 
  
  
  

  

  
   
   



 
ノア デンタルクリニック・ホワイトエッセンス(岐阜市)の渡辺です。

こんにちは。
井野先生の見事なヒールの後ですが・・

内容が気になりまして、今何度もこのスレッドの書き込みを読み返しましたが、「歯科医院に法的に責任を問う」と言うのは無理でしょうね。

(※法は素人なので、同業者としての感想、願望?ですが・・)


井野先生も書かれている通り、他人に責任を問うということは自分にも返ってくると思います。

決して気持ちのいいものではありませんし、重要なのは気分やお金の問題ではなくて今後の健康のことではないでしょうか?

もしも気持ちが切り替えられるのなら、今後の治療を考えて行くことと、今回のことを通して知識をつけ、同じ失敗を繰り返さない様な歯科医院選びをすることの方が有意義だとは思いますが・・・

まあ、言うは易しですね^^;


資料もありませんし、とりあえずさっちんさんの書き込みを全て事実と仮定しての憶測ですが、今回は、

・A歯科医院の診査能力の不足
・A歯科医院の診断能力の不足
・A歯科医院の治療技術の不足
・A歯科医院の接客技術・説明の不足

は積み重なっているかも知れません。
これが事実かどうかは分かりませんし、どれも過失とは言えませんが。

加えて厳しいことを言えば

・さっちんさんの患者力不足
・さっちんさんに虚偽(?)の評判を伝えた知人の存在

もっと言えば

・国の政策の問題
歯科医師の啓蒙活動の不足
歯チャンネルの努力不足
・歯チャンネルを手伝っている井野先生の文章力不足

などなど、何でも言えます。

もちろんA歯科医院がルールに反して、悪意があったり明らかに非常識な行為をしていたとなれば話は別ですが、文面からは普通の処置内容だと思います。



一臨床家の視点に戻りますと、今回の様な急激な骨の吸収に関しては、歯周病の可能性は否定できると思います。

前後の処置内容からすると根管治療に何らかの失敗はあったかも知れません。

考えられる代表的なものは

歯根破折
パーフォレーション

でしょうか。

これは歯を抜けばはっきり分かりますけど、でもそんなに骨が吸収するかどうかは・・ちょっとイメージがよく分かりませんが?? 

(↑この辺りが2番目3番目の歯科医が慎重になっていた理由だと思いますよ。)

原因は、とにかく何かがあったのだと思いますが、結果として起きたことは感染による病変(骨吸収)で、このことはもう変えようがありませんよね。

ルールにのっとって行う医療行為で起き得る失敗(だと思います)を、(法的)責任と言われるなら私達は怖くて医療を行えなくなってしまいます。

医師が無責任に何をしても許されるべきだと言っているつもりでは決してありませんが、この傾向は産科や小児科などで既に顕著ですよね。

問われるのはモラルや良心であって、責任ではない様な気がしますが。。。
この辺りの話題は過去にも何度も出ていますのでご参考に。

参考⇒歯科相談室:医療ミス、歯医者への不信感-全質問



で肝心の今後についてですが、5番・7番の歯根膜が生きていればなんと周囲の骨は復活してきます!

そこは希望を捨てずに持っていて下さい。
(※全く保証は出来ません。※私には何の責任もありません。)

ただし6番の部位に例えば安全に、GBR などしなくて済む様にインプラントが出来るほどの回復は厳しいでしょうね。

ですから楽観的に考えれば5番7番は強さとしては通常の歯同様に回復してくる可能性はありますし、6番部分へのインプラントもGBRなどを併用すればもしかすると(※もしかすると、です)可能かも知れません。



因みにレントゲンを見て担当の先生に「歯根膜は無事ですか?」と質問をしてもレントゲンには写りませんから判別はおそらくできません。

6番の抜歯時にもわからないかも知れません。

半年〜数年後に5,7番付近に骨が写ってくるかどうかでようやく結論が出せるかな?と言った類の話ですので、答えは焦らないで下さいね。

それとブリッジにする場合の設計についてですが、5番に動揺がなければたぶん(※たぶんです ※責任は持てません)?6?のブリッジでも大丈夫だと思いますよ。

ブリッジの為に歯を削り始める直前ぐらいの時期に、担当の先生にも意見を求めて、よく相談して決めて下さい。


※※くどいですが、上記の文章には一切責任を持ちませんのであしからず・・。



不信感むき出しの方に親身に相談に乗ってくれる人は・・多分いないと思いますから、出来れば気持ちを前向きに切り替えて、今後の治療を乗り切って下さい。

今回は本当に辛く残念なことだったと思いますが、良い形で解決されることを願っております。

お大事にされて下さい。
2008-02-02 14:34:10

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
全ての質問文と回答を見る際は、原文をお読みください。
原文を見る 根の治療中に炎症が起きて、骨が広範囲に溶けた!
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