こんにちは。
>レジンの色が変わるのは、あまり問題視しなかった場合、わざわざクラウンを被せる必要はありますか?
非常に的を得たご質問ですね^^
タイヨウ先生のご説明どおり、先生の考え方によって色々だと思います。
私なら、「変色を問題視しないなら」レジンですね。
(※もっとも、セラミックのクラウンだってずっと綺麗な訳ではないですが)
タイヨウ先生までいかなくても、ある程度丁寧にしてくれる先生でしたら、保険でもいいぐらいかも・・・と言うのが「個人的な」意見ですね。
20年前のレジンと較べたら今のは物凄く良くなってますからね。
術者の腕もある程度カバーしてくれるかも知れませんよ??
参考⇒レジンでも2次カリエスの発生を食い止めることは可能ですか?
参考⇒フッ素を放出するレジンで治療してもらえますか?
丁度数日前に10年以上前の古〜いレジンの予後の論文を読んでいたのですが、奥歯に使って、5年予後で80%以上の成功率でしたよ。
(結構厳しい基準で判定してます。 処置をしたのは1993-1995年)
Five-year clinical performance of posterior resin composite restorations placed by dental students.
Opdam NJ, Loomans BA, Roeters FJ, Bronkhorst EM.
J Dent. 2004 Jul;32(5):379-83.
現在私も使っているタイプのレジンに至っては、8年後の予後で、2次カリエスはもちろん、脱落とか歯牙破折みたいな失敗は0みたいです。(これも奥歯の話です )
A clinical evaluation of a self-etching primer and a giomer restorative material: results at eight years.
Gordan VV, Mondragon E, Watson RE, Garvan C, Mjör IA.
J Am Dent Assoc. 2007 May;138(5):621-7.
(※外国の論文なので、どちらも充填時にラバーダムはしています)
もちろんかみ合わせの関係などで明らかに不向きな場合もあるのですが、歯まで一緒に割れて来る様なことは多分ないと思いますよ。
またレジンが割れてきたりしたら、それからクラウンを検討しても良いかな・・・・と、「個人的には」思いますよ。
でも・・・50:50でしょうね^^;
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