はじめまして。
結構鋭いところに気付かれてると思いますよ。
田尾先生も書かれましたが、医療もボランティアではありませんから、仕入れ価格や利益など、お金のことは常に考えなければなりません。
このあたりに気付かれてる患者さんと、気付いてない患者さんでは、自分に合った歯科医院選びに、少しは差がついてくるのではないかと思いますよ。
>もしそうであるなら、保険を適用させる場合はもらえる報酬も一緒ということになるので歯医者によっては 安価・低品質 なもので済まそうと考える方も出てきてしまうのでは?と思います
についてですが、レジンだけでなく、何事も全くその通りだと思います。
例えば紙コップやエプロン、診療用のチェアー、型とりの材料、ラバーダム、クラウンの金属、器具の消毒液、何ひとつ無料や定価で配布されてる物はありません。
宣伝広告費、豪華な建物、豪華なソファー、大型テレビ、どれも有料のコストです。
出来るだけ低い仕入れ値で、高い利益を得ようとするのは当然です。
増してこの歯科不遇の時代ですからね。。
参考⇒簡単に神経を抜くことと、歯科業界の実情(ワーキングプアー?)
ですが、こういったことは保険制度がなくても同じです。
例えばあるクラウンを、相場通りに患者さん価格10万円で設定したとします。
それを合計5万円のコスト(材料費、時間、人件費など含む)で作った方が良いと分かっていても、3万円で作った方が利益が上がりますよね?
これで歯科技工士さんなどは特に辛い思いをされてる訳ですが、患者さんは相場よりも安いクラウンに飛びつく傾向もあります。
海外の様に(実態を詳しくは知りませんが・・)、例えば民間保険会社から歯科医院に支払いがある様なシステムになったとしても・・やはり同じですよね?
歯科医院に払うお金は誰でも低くして国なり民間企業なり患者さんなりが自分のお金を多く残したいですし、逆に歯科医院側にとっても同じことです。
ですから、私腹を肥やしたがりそうなタイプの先生なのか、実際にコストをかけて良い医療を提供したそうなタイプの先生なのかを想像するのはいいことだと思います。
あとこれは個人的な考えなのですが、良い医者の私生活が貧乏ではむしろいけないと思っています。
例えば外車に乗っているから悪い医者と、短絡的には考えて貰いたくないと言うか。(そう思ってる方って多いと思うのですが・・)
自分が歯医者だから言う訳ではないのですが、どこの業界でも、真面目に努力した人はそれなりに金銭面でも報われる社会であって欲しいですよね。
でないと、「あの仕事って、真面目にやるほど貧乏になるんだなー」なんてことになっては努力する人間がいなくなってしまって、業界がますます萎縮する気がします。
・・と、だいぶ話がそれてしまいましたが、お金の話でした。
歯科医院に行った時には、人柄を見て下さいね。
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