こんにちは。
ついさっき掲載したばかりなのに、反応早いですね^^;
あの写真では、黒い部分が沢山ありますが、まだ虫歯ではなく、「着色」の段階です。
(当然レントゲン上で異常が見られるはずもありません)
ですがこのまま時間が経過するとおそらく・・。
歯科医の感覚で見てみると、多少の段差はありますので、あまり上質なインレーにも見えませんが、と言って目に見える隙間がある訳でもないので、「外しましょう」とも言いにくいレベルではないかと自分では思います。
結構、一般的によく見かける保険治療の精度に見えます。
外すかどうかの判断は、先生によってもボーダーラインが色々だとは思いますが。。
あ、それと長期間経過していても、中は綺麗な場合もよくありますから、やはりインレーそのものの適合精度の問題が大きいと思います。
・・という意味では保険外で手間隙かけて作ったゴールドなどのインレーでしたら、リスクは低いと思います。
アップした症例では、他の歯にも大きな2次カリエスを作ってきていましたので、最初からある程度は疑いを持って外してはいます。
ちょっと乱暴な理屈になるかも知れませんが、
「金属修復物の脇の2次カリエスのある患者さん」で、
「同じ頃に同じ歯科医院で他にも修復処置を受けている」場合、
「他の歯も似た様な精度の修復処置」=「危険」
と考えてもいいかな、と思っています。
一概に何年ぐらいしたら・・とは言えませんね。
でも「虫歯がありますよ」という診断までは出来ませんから、どちらかと言うと審美目的で患者さんの同意を得て、レジン充填した歯です。
「あそこの歯医者は悪くもない歯を削りたがる」と悪評が立つギリギリのラインかも・・。
ですから、考えられるご自身での注意点としては、
1)
どの歯をどこの医院でいつ頃修復したかを出来るだけ記録しておき・・
2)
インレーやクラウンで2次カリエスが出来た場合(※レジン充填でもいいのですが)、同時期の同じ医院での治療箇所はやり替えた方がいいかも??
と言った感じかな・・と思いますが、どうでしょうか。
もちろん、虫歯になってしまったとしても早期(まだインレーが脱落する前)の処置の方が神経を抜いたりする危険が少ないです。
そういう意味でも、定期検診、時々のレントゲン撮影はやはり有効だと思いますよ。
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