むし歯予防や歯周病予防が目的と考えて良いと思いますが、歯磨きだけで完全に防げる訳でもありませんし、同じ時間、同じ道具を使っていても技術差の様なものが非常に出ますので、出来れば信頼出来る歯科衛生士さんなどに継続的に指導して頂けるといいですね。
とはいえ一応、一般論的に少しご説明をしますが、歯磨きの回数については、一日1回の人よりも2回以上する習慣のある人達の方がむし歯の発生は少ないということは分かっています。
(2回と3回ではたぶんそれほど差はなさそう)
フロス(糸ようじ)の使用についてはむし歯や歯周病の予防になるという証明はされていませんが、悪くないと思います。
余裕があるときは是非使って下さい。
一方で歯間ブラシという補助用具もあるのですが、こちらは最低2日に1回は使用することで、歯肉の炎症を抑えられるという研究報告がありますので、歯周病予防にはとても役立つと思われます。
フロスか歯間ブラシかどちらかしか使えない・・ということなら歯間ブラシがお勧めです。
磨きすぎが良くない、というのは主にブラシ圧が強すぎるとか、それに類似した内容(歯磨剤中の研磨材が粗すぎる、ブラシが硬すぎる、酸性の強い食品を摂った直後に磨く、当て方が悪く歯肉を傷つける、など)のことだと思いますが、適正なブラッシングであれば毎日何時間でもそれ自体は問題ないと思います。
フロスのタイミングについてはまず、フッ素(歯磨剤に含まれているフッ化物)は必ず使用した方が20%以上のむし歯予防効果が確認されており、特に歯と歯の間のところにブラッシング後にフッ素が停滞しやすいということで、効果的な様です。
ですので、歯磨剤を使用したブラッシングの後に、綺麗なフロスで一生懸命歯間部のフッ素を取り除いてしまっては逆効果になる可能性がありますので、予想としてはブラッシング前にフロスは済ませるか、あるいはブラッシング後に泡だらけの状態でそのままフロスを使って、歯間部にフッ素を浸透させるイメージで使うか・・が良いのではないかと思いますよ。
(※研究での証明はありませんので、個人的推測です)
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