あ、タカタ先生お久しぶりです^^
次亜塩素酸ナトリウムは根管内の洗浄薬としては最もポピュラーで、文献的にも抜群に信頼されてますよね。
クロルヘキシジンでもいいみたいですが、やはり着色が気になります。
次亜塩素酸ナトリウムはスウェーデンなんかだと0.5%でもいいですよ、という話で、研究論文見るとなるほど納得の結果でした。
(0.5%と5.0%を比較して有意差なし Bystrom & Sundqvist 1985)
で興味が湧いて手元にあった米国なんかの論文を見たらもう少し高濃度(1.25%とか)でしたし、根管治療で有名な米国ペンシルベニア大学では確か2.5%ですよね。
ベルギーの論文で2.5%。
あとどこか南米かどこかの論文が、5.0%を使っていたのを見たことがある気がします。
ところが唯一ラバーを使わないのが基本の日本の保険治療では、なぜか6%ぐらいの次亜塩素酸ナトリウムの使用が最も一般的で、しかもそれに数%の濃度のオキシドール(取り扱い注意。本当は生体内では使うべきではない薬剤みたいです。)を併せて使って(メチャクチャ発泡します)根管の中は凄いことになってます^^;
ラバーを使うことに慣れるとこの光景はかなり怖いです・・。
スウェーデンでは効果が同等なら出来るだけ安全な方を。
日本は何でも強い薬の方が良かろうと。
昔の人は考えたのかなぁとか、そんな風に思ったことがそういえばありました。
でついでに自分でテイスティングもしてみたことがあるのですが(笑)、1.0%でもかなりニガ〜〜イ、顔が歪むほどのカルキ味がします。
衣服などの漂白は、ちょこっとついた程度なら大丈夫そうでした。
6.0%はのどに入ると化学火傷を起こしますし、ちょこっと衣服にはねても変色します。
かく言う自分は、0.5%ではなんとなく不安なので、結局医院に置いてある6%のものをそのまま、注意しながらジャブジャブ使っています。(※ラバーは勿論しています)
消毒って出来てるかどうか目で見ていても結局分からないので、不安なんですよね。。。
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