他の先生方のコメントの通りですが、幼稚園の頃から現在までの、顎の成長量を正確に予測することは無理だったろうと思われます。
土地がどの様な形で落ち着くのか想像しか出来ない状態でもなんとか家を建ててみた・・という治療(幼少期の見た目のこともありますし、成長終了後の矯正を回避出来た可能性も十分ある以上不適切とまでは言えません)だったのだと思います。
「カモフラージュ治療」と言われてしまえば響きは悪いですが、個人的にはやむを得ないような印象は受けます。
「硬いものが噛めない」というのは問題ですが、原因についてここでは正確な判断が出来ないので、その辺りの診査診断をしっかりとした上で今後のことを検討されるのが良いのではないでしょうか。
下顎の成長が強い場合、矯正をしていたとしてもしていなかったとしても歪みは強調されてしまう(顎が正常〜小さいと目立たないだけで通常誰でもあります)ことがどうしても多いです。
幼少期の矯正治療が悪影響を与えたかどうかの判断も難しいところです。
理想に近い、妥協のない治療というのはやはり外科矯正(手術を伴う矯正治療)になる可能性が高いかと思いますよ。
お子さんも交えて主治医の先生とはよく話し合われて下さいね。
|