クラウンの価格は、
A)歯科医院に納める額+B)歯科医院が依頼している技工所に支払う額(+技工所が更に別の技工所に一部依頼する場合もあり)
で出来ています。
材料費は一般的には技工所に支払う額の中の一部ということになるのですが、はっきり言って何を使っても大差はないです。
わかりにくいので歯科医院が技工所に支払う金額だけでお話をすると、1万円を切るものから、一般的なものは2万円台ぐらい。相当技術が高いところで3万〜 ぐらいではないかと思います。
ですからいくら材料費や技工料を抑えたとしても、クラウンの価格として5万も6万もは変わる訳は絶対にありません。
ではA)の価格差が怪しいのですが、これは基本的に技術料×時間 と考えれると思います。
技術料というのは定量化しにくいですが、技術を習得するための研修や練習の量だったり、設備や材料への投資量が反映されると思います。
もっと分かりやすいのは時間ですが、保険治療と同じ流れでスピード重視で行えば15分×2回ぐらいでクラウンは装着出来ると思いますので、4~5万の自費クラウンでも"商品"にはなると思います。
当院の場合だとe.maxで現在13万頂いていますが、マイクロスコープ等の設備投資に一千万近く、クラウンの診断、技術に関する研修費で数百万をかけてきていて、1本装着するのに3時間以上のチェアータイム(患者さんに椅子に座っていて頂く時間)がかかっていますので、かなりコスパはいいと自分では思っています。
物の価格の設定方法というのは医療だけが特別な訳ではありませんから(自由診療に限り)、例えばおいしいラーメンを探しているのに材料費で考えるなんてことはしませんよね?
普通は、手間がかかっていて技術が高くて自分に合った良いものを提供して欲しい、と思えば高いものの方が良いものに当たる確率は高いのではないかと思いますよ。
>eーmaxで耐久性は大丈夫でしょうか?
大丈夫ですが、
>>結論から言うと、「材料ありき」ではなく歯科医院選びをされたほうがよろしいかと思います。
だと思いますし、材料については材料ごとで特性や勘所も違ってきますから、その先生が慣れていて自信のあるものを使って貰えば良いと思います。
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