IPS e.max プレス ステイン法 を、5〜6年前から多用していますが、細かく見れば1年程度でも磨り減っているのは確認出来ます。
ただ秋馬先生もおっしゃる通り、患者さんご自身で認識できる程とはちょっと考えにくいですね。
例えば
>右上6番だけが、二度ほど欠けて、やり直しています。
という情報からは、ここの当たりが特別強いだろうことは想像しやすいのですが、だからと言ってこの1本だけをやり直すことでかみ合わせ全体が低くなるということは理論上ないと思います。
ちなみに当院(※自費専門です)では、ほとんど全てと言ってもいいぐらいのケースでIPS e.max プレス ステイン法 を使いますが、今までかけたのは数本ですので、確率としては0.1%もないぐらいです。
(破折予防のためのマウスピースもほとんど作っていません)
右上6番は1年で2度、かけてしまったのでしょうか?
だとすると、材質以外の何か大きな問題を見落としている様な気がしてなりませんが・・。
ただ、クラウンが壊れるほどの力というのは相当大きいですので、壊れてくれてむしろ良かったと考えた方がいいと思いますよ。
もしもクラウンが壊れたり磨り減ったりしなければ、歯根が割れたり、歯が揺れるようになったり、顎の間接がおかしくなったりしていたかも知れません。
昔からこういったかみ合わせの問題については世界中の歯科医と患者さんも悩み続けてきていると思われますが、
「じゃあ、噛まなければいいんじゃないの?」
という逆転の発想がTCH(是正指導) という考え方だと思います。
そもそも、噛む力が強すぎることが問題のように個人的には感じます。
ただおそらく噛み合わせを人為的に高くしていると思いますし、色々な状況が想像出来ますのでここで結論を出すのは難しいですね。
何か解決の糸口が見つかるといいですが・・ あまり参考になる情報はなかったかも知れませんが、お大事にして下さい。
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