正直なところ、自分なら雇わないと思います。
技術や経験、能力がない人が雇って貰うには周りの人がぱっと明るくなる様な笑顔や挨拶だったり、時間を仕事のために最大限提供する、というのが一般的には新人に期待されることでしょうし、持病がある等でどうしてもそれが叶わないなら、技術や経験、能力など他のもので補えないか、あるいは他の常勤という様な環境を避けて例えば内職の出来高払いの様な職種を選ぶかなど、そういうことも考えた方が良いのではないでしょうか。
組織というのは、出来るだけ少ない人数で大きな成果を上げることがある種の存在目的ですから、常勤のはずのスタッフがいたりいなかったりではロスが大きすぎます。
歯科医院の様な小さい組織だと尚更ですが、基本的には大きな組織でも同じだと思います。
休みたいとは思ってなくても、結婚や育児、自分や家族の病気や家族の介護など、これから先色々な理由で更に思うように働けなくなりますし、朝から晩まで仕事や自己研鑚に打ち込める”ゴールデンタイム”は、人生の中でもほんの僅かな期間だと思いますよ。
ですから普通だと産休や育休に入るまでに技術・経験・能力を最大限のばして欲しいですし、そのサポートを職場は行うべきだと思います。
プラス同じ職場で長く真面目に働けば働くほど、周囲の人からの「信頼」が得られるようになって、それがあればその後のパートタイムでの復帰等がかなり有利になる、というのがやはり現実だと自分は思っています。
実際問題衛生士は引く手あまたですから、就職するだけならどこかで出来ると思うのですが、競争率の高い魅力的な環境の職場を選んで、周囲の人に喜ばれながら衛生士としての仕事をしたいともしも思うのなら、「休みがち」はハンデになるでしょうね。
どんな仕事でも最初はゼロからのスタートですし、時間をかけて真剣に打ち込むことで楽しく感じられたり、人に感謝されて自分の人生が充実する様になると思います。
池原先生の助言の様にまずは休まないこと。
他に時間を守る、約束を守る、何かで失敗しても努力して取り戻す、そういうことを意識して今後の学生生活を送るといいと思いますよ。
(偉そうに言いながら自分は酷かったですが・・)
加藤先生が示唆に富んだコメントをされていると思うのですが、お金を稼ぐ手段としてだけ仕事を捉えているのなら歯科衛生士免許は確かに有利なものの、仕事を通して自分の人生を輝かせられるかどうかという話になれば別問題です。
社会人になれば、いつか結婚したとしても今は女性の7〜8割は何らかの形で仕事も続けることになります。
個人が社会に関われるもっとも直接的な場所が職場であり、家族と過ごすよりも長い時間をおそらく仕事に費やすことになりますから、仕事は生き甲斐に直結すると自分は思っています。
ネガティブな気持ちで選ばずに、目先のことや歯科だけにこだわらずに、夢を持って、努力もして、出来るだけ良い職場を選んでそこで全力で頑張って欲しいと思います。
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