日本の場合普段から自費で歯周治療を行っている医院自体がほとんどないですので、対応は難しいと思います。
当院は自費専門ですが、だとしても難しいオーダーですね。
歯周治療で行うことは大きく分けて、
@プラークコントロール
A歯石取り
重度で抜歯が必要な歯があったりして@〜Aだけで済ませられない場合に
B機能回復
があります。
最も重要なのは、【原因除去】に相当する@なのですが、これについては
1)学習→2)反復→3)習慣化
の3ステップが必要ですから、期間としてはある程度長い方が良いです。
むしろ
→4)維持(メインテナンス)
まで込みで考えますと、終わりはありません。
スポーツジムに行く様な感覚にも近いと思いますが、ただし患者さんご自身の覚悟次第では短期間でも良い結果は出せるかも知れません。
Aについては多少無理なスケジュールを組めば、今回の期間でもある程度行えると思います。
保険治療ではルール上認められませんが、例えばいきなり歯周外科を行えばオペ→1週間後抜糸 の2回の来院で全体の4分の1ぐらいの歯の処置を終えることも無理ではありませんし、オペまでせずに済ませるなら1日か2日に分けて全部の歯の歯石取りを一気に行う方法についても少し前には論文がいくつか出ていて、歯周治療のトピックになっていました。
長期的に見ればそれらの方法でもそれほど大きなデメリットがある訳でもありませんが、あくまでも@が達成されていればの話です。
Bについては具体的にはブリッジとか部分入れ歯とかインプラントの話になりますから、今回のスケジュールでは到底難しいですね。
いずれにしても@、AがあってのBですので、今回の場合は論外です。
1day cureというのは内容が不明ですが、出来るとしても歯石取りの話かなと思います。
(くどいですが@が達成されないことには無意味ですし、fuchsia14さんの様な特殊な事情でもない限り、普通は時間はかけて治療を行う方が良い結果が得られます)
パーフェクトぺリオは普通専門医は考えもしませんし、レーザーはかなり限定的で補助的な使用方法になるかと思いますので、どれもfuchsia14さんが選択基準にするには残念ながら見当はずれかなと個人的には思います。
保険の関係で内容的に対応出来る医院がかなり限られる(出来るとしたら自費専門医院??)のと、内容が大丈夫だとしてもアポイントの取り方の問題もありますので、Aまでを期待するのはなかなか厳しい様に思います。
無難なのは、2回ぐらい通って@だけしっかり・・ではないでしょうか。
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