こんばんは。
>アメリカではラバーダムやマイクロスコープを使うことが義務付けられているとどこかで読んだのですが、
ということはありません。
よくネットなんかで言われているのが、「アメリカの専門医は必ずラバーもマイクロも使う」と言う話で、もう少し詳しいと1990何年か以後の米国の根管治療専門医教育ではマイクロスコープを使用する様になった(=それ以降の専門医はみんなマイクロスコープを使って治療するはず)と言う話でしょうか。
ですのでつまり、実際には専門医でも年配の方を中心にマイクロスコープを使用されないケースはある様ですし、今回治療を受けたのは専門医でもない訳ですから、日本から聞いている分にはラバーについてもマイクロについても違和感はありませんよ。
>前歯なのでよく見えるので必要なかったといわれました。
これは日本のマイクロユーザーの先生の間でもよく言われます。
それでも意外な発見をすることもある経験上、自分は使いますが、使わない先生の気持ちも理解できます。
ラバーダムについても同上です。
>$500以上も支払ったのでアメリカ基準の治療が受けられると思っていましたが、
どうなんでしょう?
専門医の治療費よりは安そうな印象がありますが・・
日本での治療費は設定が無茶苦茶なので、較べる対象としては不適切かも知れません。
↓これは吉岡先生のブログ(元ネタは井野先生)ですが・・
参考→http://www.breath-design.com/?eid=1448526
ここでは、米国の専門医の根管治療18万円と書いてますね。
その後円高がかなり進んでますし、前歯部はもう少し安いかとは思いますが。
>麻酔をうってから差し歯の上から穴を開けて根管治療を行ったのですが、神経のない歯でもアメリカでは麻酔をうって治療するものなのでしょうか?
根管治療中は、神経がない歯とは言え根管の先端付近を触れる時に痛みを感じることがありますので、それを嫌う先生は麻酔を使います。
私の場合も、6〜7割ぐらいで使用しますね。
>7番のほうは土台とクラウンを交換するのみなのですが、薬が根までつまっておらず、途中まででとまっていると言われました。
>でも炎症はないので根幹治療はしないのですが、それで大丈夫でしょうか?
炎症が本当になければそれでまず大丈夫だろうと判断することが出来ます。
ただ撮影されているデンタルレントゲン撮影法だと、歯科用CT撮影での炎症(根尖部透過像)の発見率を100%と仮定した場合と比較して、半数近く見逃している様だ、という報告もありますので、何とも言えません。。
(そうは言っても前歯部はしっかりと写りやすく、見落とされ難い部位です)
逆に、炎症のない歯を念のためと治療してかえって悪化することもありますから、今の先生に引き続きみて頂く予定であれば、わざわざ申し出て、触ってもらう必要まではない様に思いますよ。
>また開けた穴をふさいだ状態で来年の1月まで2ヶ月ちょっと待っても問題はありませんでしょうか?
それもここでは分かりませんが、大抵は問題ない様に進めて下さっていると思います。
あ、あと山田先生の
>所で掲載のレントゲンですが術前と思うのですが、根尖病巣があるようです、したがって根管治療の対象になると考えてください、
についてですが、8番(日本式で言う、右上1番)の話だと思います。
7番(同 右上2番)については根尖が写っていないので分からないですね。
言語や制度に色々違いがあって不安かとは思いますが、出来るだけよく話し合いながら治療を進めて頂いて下さいね。
お大事にどうぞ。
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